脇汗ボトックス注射は、多汗症(特に脇)に悩む方のための治療で、ボツリヌストキシン(一般に「ボトックス」と呼ばれる)を脇の皮膚下に注射することで、汗の分泌を一時的に抑える治療法です。

ボトックス注射の効果
脇汗の原因になるエクリン汗腺、ワキガの原因になるアポクリン汗腺は、基本的に表皮内にあるため、皮膚のかなり浅い部分に注射していきます(脇の毛があっても問題なく、男性の方でも剃毛の必要がなく注射可能です)。
ボトックスを注入することで、エクリン汗腺の活動を抑制し、汗の分泌を抑えることができます。
汗の分泌を抑えることで、ニオイの軽減にもつながります。
※個人差はありますが、効果実感は数日後くらいから現れ始め、1週間で完成します。 効果は 3~4 ヶ月程持続します。
こんな方におすすめ
- メスを使わずに、ワキガ・多汗症対策をしたい
- 毎日制汗剤を利用している
- 洋服のワキ部分によく汗ジミができる
- 手汗で、物を持つとスベる
- 足汗のせいで、靴を脱ぐと嫌な臭いがする
ボトックス注射のポイント
ワキへの注入は、まず初めに針を刺す箇所をマーキングしてから薬を注入します。片脇で約15~20箇所程注入する注射治療なので、処置時間は10分と短時間で完了し、ダウンタイムもありません。
※痛みに弱い方は外用薬の麻酔を付けることも可能です。
厳選の薬剤使用
当院は、効果や安全性の高い厳選した薬剤のみを採用しております。
アラガン社ボツリヌストキシン(アメリカ製)
ボツリヌストキシン製剤は様々なメーカーのものがありますが、FDA(アメリカ食品医薬品局)と日本の厚生労働省の承認を得ているのはアラガン社のボトックスのみです。
5℃以下の環境で温度管理を徹底して原産国アメリカから輸入しているので、高品質が保証されています。

ボツラックス(韓国製)
ボツラックスとは、韓国のHugel社が製造したA型ボツリヌス毒素成分を含むボツリヌストキシンです。韓国食品医薬品安全庁(KFDA)によって認可されており、韓国では安全性の保証もされています。
また、ボツラックスはアラガン社のボトックスビスタのジェネリック医薬品にあたる製剤で、治療コストを抑えられる事も特徴です。

治療の流れ
医師による診察
施術についてのご説明や希望部位をお聞きします。
施術
医師がボトックスを入れる位置やバランスを考えて注射を打ちます。
帰宅・アフターケア
即効性はなく、注射後数日~1週間程度経過してから効果を実感できます。
効果の持続は3〜4ヶ月程度です。
施術について
施術時間 | 10〜15分 |
---|---|
施術間隔 |
汗腺を取り除くわけではないので永続的な効果はありませんが、 1回の施術で、3〜4ヶ月間は汗の量を抑えることができます。 |
施術前の準備 | なし |
施術後の通院 | なし |
麻酔 | 追加可 |
ダウンタイム |
基本的にダウンタイムはありませんが、注射後1時間は製剤(主に生理食塩水)が脇の下の皮膚の薄い部分に注入されているため、 5ミリ大の膨らみ(膨疹)が10〜20個できます(1時間程度で吸収されます)。 |
洗顔 | 当日OK |
シャワー | 当日OK |
入浴 | ボトックスは熱に弱いため当日は避けてください |
副作用 / 注意事項 | 疼痛・腫れ・内出血・アレルギー・表情に違和感を生じる可能性があります。 |
禁忌 |
ボトックスは、妊婦および胎児に対する安全性が確立されていません。 妊娠中の方、または妊娠している可能性のある方はボトックス治療を受けることができません。 授乳婦の方についても同様です。 ボトックス治療後は女性で2ヶ月、男性で3ヶ月間の避妊が必要です。 |
治療料金一覧
施術名 | 製剤 | 通常価格(税込) | キャンペーン価格 |
---|---|---|---|
脇スタンダード | アラガン | 50,000円 | 対象外 |
ボツラックス | 38,000円 | 22,000円 | |
脇プレミアム | アラガン | 70,000円 | 対象外 |
ボツラックス | 48,000円 | 32,000円 | |
手のひらスタンダード | アラガン | 50,000円 | 対象外 |
ボツラックス | 38,000円 | 対象外 | |
手のひらプレミアム | アラガン | 70,000円 | 対象外 |
ボツラックス | 48,000円 | 対象外 |
【未承認医薬品等である事の明示】
本施術は、未承認機器・未承認医薬品を使用した自由診療です。
【入手経路等の明示】
薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入を行っております。
※ご参考:個人輸入に関する厚生労働省の案内
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard
【国内の承認医薬品等の有無の明示】
同一の性能を有する国内承認機器・医薬品等はありません。
【諸外国における安心性等に係る情報の明示】
現在重大な副作用・リスクは報告はありません。