本記事でわかること
アフターピルは、避妊に失敗した際に妊娠を防ぐための緊急避妊薬ですが、日本国内では保険適用外の自由診療に分類されており、基本的に全額自己負担です。
そのため、費用面で不安を感じる方も多く、「保険が使える場合はある?」「安く購入する方法はある?」といった疑問を持つ方も少なくありません。
そこで本記事では、アフターピルが保険適用されない理由や、特例的に無料で処方されるケース、費用を抑える方法まで詳しく解説します。

アフターピルおすすめオンライン処方12選【2025年4月】口コミから安さ・即日配送・安全性を比較
アフターピルは保険適用されない
アフターピルは避妊を目的とした薬であり、日本の医療制度においては保険適用外の自由診療です。
そのため、処方を受ける際は診察料や薬代を含めて全額自己負担となります。
なお、病気の治療目的で使用される一部のピルは保険が適用されるケースもありますが、アフターピルは緊急避妊のみを目的としているため対象外です。
以下では、アフターピルが保険適用外である詳しい理由と、保険適用されるピルの種類について紹介します。
アフターピルが保険適用外なのは避妊目的だから
アフターピルが保険適用外である理由は、ケガ・病気の治療を目的としていないからです。
医療保険制度では、治療行為に対して保険が適用されますが、アフターピルは「避妊」を目的とした薬であり、予防的な処方に該当するため保険の対象外です。
マーベロンやトリキュラーなどの低用量ピルも同様に、避妊目的で使用する場合は保険が効かず、自己負担での処方になります。
アフターピルはいつまでに飲めば良い?72時間過ぎたら意味ない?服用目安・副作用も紹介
アフターピルは自由診療であり保険証なしでOK
アフターピルは自由診療のため、保険証を提示しなくても処方してもらえます。
保険適用外であることから、診察料・薬代などはすべて自己負担になりますが、保険証が不要なため、医療機関での利用履歴が保険に残らず、プライバシーが守られやすい点はメリットです。
扶養内にある方や家族に知られたくない方でも、安心してアフターピルを処方してもらえます。
一定の条件を満たしている場合は無料になるケースがある
アフターピルは保険適用外と説明しましたが、 性暴力などの被害にあった方はアフターピルを無料で受け取れる場合があります。
具体的には、警察に連絡・届出を行うことで、支援の一環として費用が公費で負担される制度です。
※性暴力被害の場合、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターや警察への連絡や届出によって無料になることがある
引用元:厚生労働省「緊急避妊薬を薬局でプロジェクト」
被害にあった際には、速やかに公的機関へ相談しましょう。
保険が適用されるのは病気の治療目的で服用される低用量ピル
原則、アフターピルは保険適用外ですが、低用量ピルは保険適用されるケースがあります。
具体的には、月経困難症や子宮内膜症、過多月経といった病気の治療目的で処方される場合に限り、医療保険の適用対象となります。
病気の治療に用いられる低用量ピルはLEP(low dose estrogen-progestin)製剤と呼ばれ、治療薬として医師の判断で処方されるものです。
治療としての必要性が認められれば、保険を使って低用量ピルを処方してもらえます。
PMSには低用量ピルがおすすめ|種類・料金・保険の有無や即日配送のクリニックも紹介
アフターピル(保険適用外)の値段相場【種類別】
先述したように、アフターピルは保険適用外(例外あり)の自由診療であり、価格は種類や処方を受ける医療機関によって異なります。
使用できる時間や副作用の出やすさも異なるため、価格だけでなく、成分や安全性、体質との相性を考慮して選ぶことが大切です。
ここからは、代表的な5種類(ノルレボ・レボノルゲストレル・プラノバール・エラ・ジョセイ)のアフターピルの値段相場、服用時間、特徴を詳しく解説します。
種類 | 値段相場 | 服用可能時間 | 用法 | 副作用の傾向 |
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ノルレボ | 約10,000〜20,000円 | 72時間以内 | 1回1錠 | ・不正出血 ・吐き気 ・腹痛 ・眠気 ・頭痛など |
レボノルゲストレル | 約8,000〜11,000円 | 72時間以内 | 1回1錠 | ・吐き気 ・めまい ・腹痛 ・不正出血など |
プラノバール | 約4,000〜10,000円 | 性交後72時間以内+12時間後 | 2錠×2回(12時間間隔) | ・嘔吐 ・むくみ ・血栓症リスク ・体重増加など |
エラ(エラワン) | 約10,000〜17,000円 | 120時間以内 | 1回1錠 | ・頭痛 ・不正出血 ・倦怠感 ・吐き気など |
ジョセイ | 約10,000〜17,000円 | 120時間以内 | 1回1錠 | ・吐き気 ・腹痛 ・頭痛 ・不正出血など |
ノルレボ
ノルレボは、2011年に日本で初めて厚生労働省に承認されたアフターピルです。
性交後72時間以内に1回1錠を服用することで、妊娠を防ぐ効果が期待できます。
主成分には「レボノルゲストレル」が使用されており、排卵を抑えるとともに受精を妨げる働きがあります。
比較的副作用が少なく、1錠のみで服用が完了する点が特徴で、多くの医療機関やオンライン診療で採用されています。
価格帯はやや高めですが、正規医薬品としての安全性や安心感を重視する方に選ばれている避妊薬です。
ノルレボの基本情報 | |
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主成分 | レボノルゲストレル(黄体ホルモン) |
服用タイミング | 性交後72時間以内に1回1錠を服用 |
特徴 |
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副作用 |
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値段相場 | 約10,000〜20,000円 |
購入先例 | 産婦人科・婦人科、オンライン診療 |
レボノルゲストレル
レボノルゲストレルは、2011年に日本で承認されたアフターピル「ノルレボ」のジェネリック医薬品として広く使用されている緊急避妊薬です。
「ノルレボ」同様に比較的副作用が少なく、1錠の服用で避妊効果が得られる手軽さが魅力です。
価格はノルレボよりも比較的リーズナブルで、経済的な負担を抑えながら正規品と同等の効果が期待できます。
レボノルゲストレルの基本情報 | |
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主成分 | レボノルゲストレル(黄体ホルモン) |
服用タイミング | 性行為後72時間以内に1回1錠を服用 |
特徴 |
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主な副作用 |
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値段相場 | 約8,000〜11,000円 |
購入先例 | 産婦人科・婦人科、オンライン診療 |
プラノバール
プラノバールは、黄体ホルモン(ノルゲストレル)と卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)を含む中用量ピルで、主に月経異常などの治療に用いられる医薬品です。
緊急避妊薬としての承認はありませんが、「ヤッペ法」と呼ばれる方法で避妊目的に使われるケースがあります。
ヤッペ法では、性交後72時間以内に2錠、その12時間後に再び2錠を服用します。
ただし、副作用が起こりやすく、避妊効果も他のアフターピルと比べて低いため、現在ではより安全性と効果の高い「ノルレボ」などの使用が推奨される傾向にあります。
副作用や服用手順に不安がある方は、より安全で避妊効果の高いアフターピル(例:レボノルゲストレル)の使用も検討しましょう。
プラノバールの基本情報 | |
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主成分 | ノルゲストレル(黄体ホルモン)、エチニルエストラジオール(卵胞ホルモン) |
服用タイミング | 性行為後72時間以内に2錠、その12時間後にさらに2錠 |
特徴 |
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主な副作用 |
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値段相場 | 約4,000〜10,000円 |
購入先例 | 一部の婦人科・クリニック |
注意点 |
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エラ(エラワン)
エラ(別名:エラワン)は、ウリプリスタール酢酸エステルを有効成分とする海外製のアフターピルです。
性行為後120時間(5日以内)まで服用が可能で、避妊の有効期間が長いのが大きな特徴です。
日本国内では未承認医薬品ですが、一部のオンライン診療やクリニックでは医師の判断のもと、正規輸入品として処方されています。
また、BMI30以上の方でも安定した避妊効果が期待できるため、肥満体型の方にもおすすめです。
ただし、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外であるため、個人輸入や通販ではなく、正規の医療機関で処方してもらいましょう。
エラ(エラワン)の基本情報 | |
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主成分 | ウリプリスタール酢酸エステル |
服用タイミング | 性行為後120時間以内に1錠を服用 |
特徴 |
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主な副作用 |
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値段相場 | 約9,000〜20,000円 |
購入先例 | 一部の産婦人科・オンライン診療(正規輸入) |
注意点 |
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ジョセイ
ジョセイは、ウリプリスタル酢酸エステルを有効成分とするアフターピル「エラワン」のジェネリック医薬品です。
「エラワン」と同様に、性行為後120時間(5日以内)まで服用できます。
高い避妊成功率が期待できるだけでなく、BMI30以上の方でも効果が落ちにくいとされており、体型による影響が心配な方にもおすすめです。
ただし、日本では未承認薬であるため、副作用が生じた際に医薬品副作用被害救済制度の対象にならない点には注意が必要です。
服用を希望する場合は、正規ルートで取り扱う医療機関やオンライン診療サービスを利用しましょう。
ジョセイの基本情報 | |
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主成分 | ウリプリスタル酢酸エステル |
服用タイミング | 性行為後120時間以内に1回1錠を服用 |
特徴 |
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主な副作用 |
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値段相場 | 約9,000〜20,000円 |
購入先例 | 一部の産婦人科・オンライン診療(正規輸入品) |
注意点 |
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アフターピル(保険適用外)の購入方法
アフターピルは、基本的に医師の診察を受けたうえで処方される医薬品です。
試験的に薬局での処方も行われているものの、試験販売の対象となっている一部の店舗に限られています。
そのため、確実にアフターピルを入手したい方は、「病院で処方してもらう方法」または「オンライン診療クリニックを利用する方法」のどちらかを選ぶのが現実的です。
以下では、、「病院で処方してもらう方法」または「オンライン診療クリニックを利用する方法」について詳しく解説します。
アフターピル(保険適用外)の購入方法
病院で処方してもらう
アフターピルは、産婦人科などの医療機関で診察を受けた上で処方してもらう方法が一般的です。
問診では性行為からの経過時間や体調、持病の有無などを医師が確認し、安全に服用できるかを判断します。
処方までには診察を含めて30分〜1時間程度かかるケースが多く、費用はアフターピル代が1万円前後、診察料が5,000円前後が目安です。
安全性を重視したい方や、医師と直接相談しながら進めたい方におすすめの方法です。
病院で処方してもらう | |
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診察の流れ | 問診票記入 → 医師による問診・診察 → 処方 |
確認される項目 | 性行為からの経過時間/既往症/服用中の薬の有無 |
所要時間 | 約30分〜1時間(混雑状況によって変動) |
費用の目安 | アフターピル代:約10,000円前後 診察料:約5,000円前後 |
注意点 | 心疾患・肝疾患のある方や薬の飲み合わせによって処方できない場合あり |
おすすめな人 | 医師の説明を受けながら安心して服用したい方/持病や体調に不安がある方 |
オンライン診療クリニックで処方してもらう
「アフターピルを早く入手したい」「誰にもバレたくない」という方は、オンライン診療クリニックがおすすめです。
オンライン診療クリニックは、予約・診察・処方まで全てスマートフォンやパソコンから行えるうえに、最短で当日中にアフターピルが届くサービスもあります。
診察の内容自体は対面と大きく変わらないものの、医療機関まで足を運ぶ必要がなく、通話やチャット形式で医師とやり取りできるため、プライバシーを確保したい方にも最適です。
ただし、診療費や薬代に加え、送料やシステム利用料が発生する場合があるため、総額は事前に確認しておきましょう。
オンライン診療クリニックで処方してもらう | |
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診察の流れ | 公式サイトやLINEで予約 → 問診フォーム送信 → 医師による診察(電話・ビデオ通話) → 処方・発送 |
確認される項目 | 性行為の日時/体調や持病の有無/服用中の薬の確認 |
所要時間 | 最短10分程度で診察完了、即日配送に対応しているサービスもあり |
費用の目安 | アフターピル代:約10,000円前後+診療料(無料~3,000円)+送料(550円~) |
注意点 | サービスにより診療時間や配送対応エリアが異なるため事前確認が必要/診察は医師とのやり取りが必須 |
おすすめな人 | すぐにピルを入手したい方/病院に行く時間がない方/人目を避けて受け取りたい方 |
アフターピルはどこで買える?薬局は?購入先・料金・最短で処方してもらう方法を紹介
アフターピルを処方してもらえるオンライン診療クリニックおすすめ3選
先述したように、アフターピルは保険適用外の自由診療であり、各クリニックごとに料金が異なります。
そのため、費用の内訳やサービス内容を事前に比較する必要がありますが、全クリニックを比較することは不可能です。
そこでここからは、診察の早さ・価格のわかりやすさ・口コミでの評判などをもとに、アフターピルを安心して処方してもらえるおすすめのオンライン診療クリニックを厳選して紹介します。
アフピル|最短1時間で届く

アフピルの詳細 | |
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アフターピルの料金 | 120時間有効ピル:13,200円(税込) 72時間有効ピル:8,580円(税込) |
診察料 | 無料 |
診療方法 | ・LINE ・電話 |
診療時間 | 24時間 |
配送時間 | ・最短1時間(23区内のみ) ・他地域は原則翌日(当日配送の場合) |
配送料 | 550円 お急ぎ便5,500円〜(23区内のみ) |
支払い方法 | ・クレジットカード ・後払い |
年齢制限 | 18歳以上 |
保険適用の有無 | 自由診療(実費) |
アフピルのおすすめポイント
- 最短60分でアフターピルが届く(※1)
- LINE登録者10万人以上・診察数8万人以上(※2)
- 顔出し不要で診察が受けられる
アフピルは、スピーディーな配送と徹底したプライバシー配慮が特徴のオンライン診療サービスです。
最短60分で届くスピード配送(東京23区内)に対応しており、通常配送でも原則翌日着と迅速にアフターピルを届けてくれます。(※1)
診察料は永久無料で、電話で診察が完了し、顔出し不要で気軽に利用できる点も魅力です。
梱包にはクリニック名や薬名が記載されず、品名も「サプリメント」となっているため、自宅でも安心して受け取れます。
LINE登録者10万人以上・診察数8万人以上など、実績もあるため、初めてオンライン処方を受ける方でも安心です。(※2)

(※1)地域・診察時間・天候などでも異なる
(※2)2024年2月時点
アフピル | |
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運営会社 | よりそいメンタルクリニック |
住所 | 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−17 エキニア新宿 302 |
アフピルのアフターピルの口コミは?怪しい?評判をもと料金・配達時間・効果・特徴を紹介
エニピル|120時間有効ピルが10,978円(税込)

エニピルの詳細 | |
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アフターピルの料金 | 120時間有効ピル:10,978円(税込) 72時間有効ピル:10,978円(税込) |
診察料 | 無料 ※システム利用料3,300円(税込) |
診療方法 | 電話 |
診療時間 | 24時間 |
配送時間 | 最短1時間以内 |
配送料 | 550円(税込) ※バイク便は9,900円(税込) |
支払い方法 | ・クレジットカード ・あと払い ・コンビニ払い ・銀行振込 ・分割払い |
年齢制限 | なし(未成年OK) |
保険適用の有無 | 自由診療(実費) |
エニピルのおすすめポイント
- 24時間診療が受けられる
- 通常配送は最短翌日・スピード配送は最短1時間で届く(※1)
- ピルの種類が豊富
エニピルは、幅広い種類のピルを取り扱っているオンライン診療サービスです。
2025年4月時点では、17種以上(アフターピル・低用量ピルなど)のピルを取り扱っています。
エニピルは、15時までの決済で当日発送、最短翌日にポストへ届くため、急ぎでアフターピルが必要な場合でも対応しやすいです。(※1)
また、梱包は中身がわからないよう配慮されており、家族に知られたくない方でも安心して利用できます。
加えて、LINEでの事前相談や診察後のフォローも充実しており、初めての方でも利用しやすいです。
エニピル | |
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運営会社 | 株式会社サルース |
住所 | 〒150-6221 東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー 21階 |
エニピルの口コミ!偽物?届かない?リアルな評判をもとに料金・特徴を紹介
あしたのクリニック|診察代無料

あしたのクリニックの詳細 | |
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アフターピルの料金 | 120時間有効ピル:13,750円(税込) 72時間有効ピル:8,800円(税込) |
診察料 | 無料 |
診療方法 | ・LINE ・電話 |
診療時間 | 24時間対応 |
配送時間 | ・最短1時間(23区内のみ) ・他地域は原則翌日(当日配送の場合) |
配送料 | 配送事務手数料:1,000円 ※お急ぎ便は追加料金5,500円〜(23区内のみ) |
支払い方法 | ・クレジットカード ・後払い ・銀行振込 |
年齢制限 | 18歳以上 |
保険適用の有無 | 自由診療(実費) |
あしたのクリニックのおすすめポイント
- スピード配送なら最短1時間、通常配送でも最短翌日に届く
- 家族にバレにくい(無地の梱包・商品名はサプリメント)
- LINEでのサポート体制が充実している
あしたのクリニックは、土日祝日や深夜にも対応しているアフターピルのオンライン診療サービスです。
診察後は最短1時間でのスピード配送(東京23区内)にも対応しており、通常配送でも最短翌日に届くなど、アフターピルをスピーディーに届けてくれます。(※1)
また、診察料は無料で、ピル代+送料・手数料を含めても最低1万円前後と、業界内でも価格が抑えられている点が魅力です。
加えて、保険証なしでも受診可能で、梱包は無地箱・サプリ名義で届くなどプライバシー保護も徹底されています。
LINEでのチャット相談も24時間対応しており、初めての方でも安心して利用できます。

(※1)診察時間・決済時間などで異なる
あしたのクリニック | |
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運営会社 | よりそいメンタルクリニック |
住所 | 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−17 エキニア新宿 302 |
あしたのクリニックの口コミ・評判は?怪しい?レビューをもとに料金・配達時間・特徴を紹介
保険適用外のアフターピルを安く購入する方法
アフターピルは保険が適用されないため、ピル代や診察代などは全て全額自己負担となります。
そのため、1回の処方でも費用が1万円を超えることもあり、経済的な負担を感じる方も少なくありません。
しかし、選ぶ薬の種類や処方方法によって、費用を抑えることは十分に可能です。
ここからは、保険適用外のアフターピルを安く購入する方法を紹介します。
保険適用外のアフターピルを安く購入する方法
ジェネリック医薬品のアフターピルを選ぶ
アフターピルを少しでも安く手に入れたい方には、ジェネリック医薬品(後発医薬品)を選ぶ方法がおすすめです。
ジェネリック医薬品とは、先発品と同じ有効成分・効果を持ちながら、開発コストが抑えられている分、価格が安く設定されている医薬品のことです。
一方で、先発医薬品の特許期間が切れた後に、そのお薬の特許情報や技術をもとにして他の医薬品メーカーが製造するお薬を「後発医薬品(通称:ジェネリック医薬品)」と呼んでいます。ジェネリック医薬品は、約3年から5年の期間で完成し、開発費用は1億円程度に抑えられるため、その分お薬代が安くなります。ジェネリック医薬品の価格は、先発医薬品と比較して通常3割から7割程度安くなると言われています。
引用元:鳥取市「もっとよく知ろう!「ジェネリック医薬品」」
アフターピルでも、正規品の「ノルレボ」や「エラワン」に対し、それぞれ「レボノルゲストレル」や「エラ」といったジェネリックが存在します。
たとえば、「レボノルゲストレル」はノルレボと同成分で、72時間以内の服用が可能でありながら、価格は約1,000〜2,000円程度安く設定されていることが多いです。
いずれのジェネリックも、有効性や安全性が確認されており、避妊効果・副作用は基本的に先発品と同じです。
処方を受ける際には、医師やクリニックに「ジェネリック医薬品を希望している」こと伝えることで、対応してもらえることがあります。(ジェネリック医薬品取扱クリニックに限る)
価格を抑えつつ安心して服用したい方には、ぜひ検討してみましょう。
海外製のアフターピルを選ぶ
アフターピルを少しでも安く手に入れたい方には、医師が正規ルートで輸入している海外製アフターピルを処方してもらう方法もおすすめです。
海外製と日本製で有効成分に違いはなく、効果や副作用も基本的に変わりません。
そのため、安全性が確保された医療機関を通じて処方を受ければ、安心して使用できるうえに費用を節約できるというメリットがあります。
ただし、個人輸入や通販サイトでの購入は偽物や保管状態の不備などのリスクが伴うため避けましょう。
オンライン診療クリニックを利用する
アフターピルを少しでも安く手に入れたい方には、オンライン診療クリニックを利用する方法もおすすめです。
オンライン診療クリニックは、自宅にいながら医師の診察を受けられるため、交通費や待ち時間がかかりません。
また、診察後は処方されたアフターピルが自宅へ配送され、対面での受け取りも不要なため、人目を気にせず利用できる点も魅力です。
加えて、本州であれば最短当日〜翌日に届くケースも多く、急ぎの場合でも対応しやすいのが特徴です。
ただし、北海道・九州・沖縄などは到着までに2日程度かかる可能性もあるため、遅延リスクがある地域では、服用期限が長いアフターピルや、対面診療のクリニックも検討しましょう。
アフターピルの保険適用に関するQ&A
ここからは、アフターピルの保険適用に関するQ&Aを紹介します。
アフターピルの保険適用に関するQ&A
アフターピルが保険適用外なのはなぜ?
アフターピルは避妊を目的とした医薬品であり、病気の治療ではないため保険適用外となります。
自由診療扱いとなるため、費用は全額自己負担です。
アフターピルはマツキヨで購入できる?
一部のマツモトキヨシ店舗では、厚生労働省が実施する試験販売の対象薬局としてアフターピルを取り扱っています。
ただし、全国の店舗で対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。
産婦人科でアフターピルだけをもらえる?
産婦人科ではアフターピルのみの処方も可能ですが、必ず医師の診察を受ける必要があります。
診察結果によっては処方されないケースもあるため、事前の確認が大切です。
アフターピルは保険証なしでも買える?
アフターピルは自由診療のため、保険証がなくても処方を受けられます。
特にオンライン診療では、本人確認書類だけで診察・購入できるケースが多くあります。
アフターピルは保険適用外!安く購入するならオンライン診療がおすすめ!
アフターピルは日本では保険適用外のため、薬代・診察料ともに自己負担となります。
しかし、ジェネリック医薬品を選ぶ、海外製を処方してもらう、またはオンライン診療を活用することで、費用を抑えてスムーズに入手することが可能です。
特にオンライン診療は、交通費不要・人目を気にせず受診できる・最短当日配送に対応しているなど、多くのメリットがあります。
早めの服用が重要なアフターピルだからこそ、価格・スピード・安心感を兼ね備えたオンライン診療を選ぶのがおすすめです。
とは言え、向き不向きもあるため、自分の状況に合わせて、もっとも負担の少ない方法を選びましょう。