ふるさと納税は、寄付を行うことで自己負担2,000円を除いた額が税控除される制度で、総務省の発表によると2023年度の寄付額は約１兆1,175億円と年々増加しています。（ふくもと公認会計士・税理士事務所「ふるさと納税に関する現況調査結果について」）
利用者が増えている背景には「普段は手が届かない返礼品を選べる」点があり、美容アイテムもその一つです。
寄付金額に応じて返礼品を選べるため、価格帯が高いコスメや美容家電でも、実質負担を抑えながら入手できる点が多くの人に支持されています。
株式会社インテージ「知るギャラリー」の調査によると「ふるさと納税実態調査」では、回答者の約 73.3%が「返礼品を受け取れること」をきっかけに挙げており、「寄付を行う理由」の主要な要素になっていると言えるでしょう。
出典：インテージ「知るギャラリー」2023年10月10日公開記事
制度として透明性が高く、返礼品の品質基準も総務省により規定されているため、初めての人でも安心して利用できるのが魅力です。
今回は、ふるさと納税でおすすめの美容グッズから、返礼品で美容グッズを選ぶメリットについて詳しく解説します。
ふるさと納税でおすすめの美容グッズ
ふるさと納税では、地域ならではのこだわりが詰まった美容アイテムをお得に試せるのが魅力です。
サロン品質のスキンケアやヘアケア、最新の美容家電など、普段は手が届きにくいアイテムも返礼品として選べるため、自分磨きのきっかけにもなります。
品質の高さはもちろん、成分にこだわった製品や使い心地に優れたアイテムが多く、美容意識の高い方にも満足しやすいラインナップです。
ここでは、その中でも特に人気のある美容グッズをいくつかご紹介します。
大洲市
愛媛県大洲市では炭酸パックマスクがふるさと納税品として挙げられます。
本商品は、水に触れるだけで炭酸と美容成分が発生する「新発想」のドライタイプ炭酸シートマスクとなっています。
シート内部に炭酸パウダーと美容パウダーを閉じ込め、使用直前に水と反応させる特許製法を採用。新鮮な美容成分を肌にダイレクトに届けることができます。
バスタイムに手軽に使えるため、忙しい方でも自宅でエステ気分のケアができるのが魅力です。
ごわつきや乾燥が気になる肌を整え、うるおいとハリを与えます。
さらに使用後に水で軽く洗い流して普段のスキンケアを行えば、ブースターとして美容成分の浸透を高める効果も期待できます。
また、防腐剤不使用で肌当たりの良いオーガニックコットンを採用しており、ナチュラル志向の方にも安心。
製造は愛媛県大洲市の国内工場で行われ、厳しい基準のもと品質管理を徹底しているため技術力と安全性に基づいた高品質な炭酸シートマスクだといえます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 容量 | 内容量：3枚×30袋 サイズ：シートサイズ 215mm×213mm/箱サイズ 155mm×220mm×30mm 成分：クエン酸二水素Na、炭酸水素Na、カルボキシメチルセルロースNa 【加工地】愛媛県大洲市 |
| 消費期限 | 製造から３年。製造日は外箱の側面または個装に記載してある製造番号。（左2桁＝西暦、中2桁＝月、右2桁＝日付） 例：2022年1月5日の場合 220105 |
| 事業者 | Wisteria Consulting 株式会社 |
ふるさと納税で美容アイテムを選ぶメリット
ふるさと納税は食品から日用品までさまざまな返礼品がありますが、美容アイテムを選ぶメリットは普段使わない化粧品を安全かつお得に試せる点にあります。
ふるさと納税で選ばれる商品は一定の品質基準をクリアしたものだけが選べれるため、初めてのアイテムでも安心して利用できるのがメリットと言えるでしょう。
ここでは、具体的に美容アイテムをふるさと納税で選ぶメリットについて解説します。
高価な化粧品を試すきっかけになる
総務省の資料では、ふるさと納税の平均寄付額は1人あたり約5〜7万円で推移しており、寄付額に比例して選べる返礼品の幅が広がります。
通常1万円以上する高価格帯の美容液・クリーム・美顔器なども、寄付で受け取れるため、実質負担2,000円で高品質なアイテムを試せる機会になります。
特に美容家電のように価格が2〜3万円を超えるアイテムは、「買うほどではないが興味はある」というユーザーのニーズと相性が良い点が利用者増の理由です。
制度を活用すると、実際の購入より費用リスクが下がるため、高価な化粧品を試すきっかけとしてメリットがあります。
初めての化粧品に手を出しやすい
国税庁のデータによると、ふるさと納税の利用者は20〜40代が最も多く、可処分所得の範囲内で生活の質を高めたい層に支持されています。
初めて使うブランドや成分に挑戦する際、通常購入だと失敗のリスクがありますが、ふるさと納税なら寄付額と税控除が明確なため「新しい化粧品に挑戦しやすい」仕組みになっています。
また、総務省の返礼品ルールにより、地場産品であることや品質管理の基準が定められているため、初めて使う商品でも品質面で安心感がある点もメリットです。
社会貢献につながる
総務省の統計によれば、ふるさと納税の寄付金は自治体の福祉、教育、防災、地域産業支援などに活用されており、2023年度は約9,600億円以上が各地域に分配されています。
美容アイテムを選ぶこと自体が、地場産業としての化粧品製造・美容関連企業の支援につながり、地域経済の活性化に直接貢献します。
特に化粧品製造が盛んな自治体では、寄付によって地元企業の売上・雇用維持に寄与するケースもあります。
単なる買い物ではなく、「地域を応援しながら自分の美容にも役立つ」という二重のメリットが、ふるさと納税ならではの特徴です。
美容系のふるさと納税返礼品の種類
ふるさと納税の美容系アイテムは、スキンケアやヘアケアなどのコスメ類から、高機能な美容家電やリラクゼーショングッズ、さらにはエステやビューティサロンの体験チケットまであるのが特徴です。
自治体によっては地元の特産素材を使ったオーガニック化粧品や天然由来のボディケア用品など、こだわりのラインナップもあります。
こうした多様な選択肢があるため、「美容を目的にふるさと納税を活用する」というスタイルが近年定着しつつあります。
以下に代表的な種類を整理してみましょう。
コスメ・スキンケア・ボディケア用品
近年、ふるさと納税の返礼品として、化粧水・美容液・ボディケア用品などのコスメが人気を集めています。
たとえば、とくさとの2024年12月の還元率ランキングでは、ある自治体のスキンケア「トラベルセット（ディープモイスチュアシリーズ）」が“還元率41.80%”を記録し、コスメ部門で第1位に選ばれています。
このように、寄付額に対する返礼品の価値すなわちお得さが明示されていることで、「普段は高価なコスメを試したい」「コストを抑えて質を重視したい」という人にとって、非常に魅力的です。
また、返礼品の化粧品は市場で販売されている製品と同等品も多く、実用性が高いため、初めてふるさと納税でコスメを選ぶ人にも適しています。
美容家電
美容機器や美容家電も、ふるさと納税の返礼品として注目されています。
実際「美顔器」などの家でできる美容は近年利用者が増えており、ある調査では美容返礼品全体に占めるシェアが年々上昇していると報告されています。
たとえば、家庭用フェイススチーマー、ヘッドケア機器、マッサージガンなどが返礼品になっており、スキンケアだけでなくおうちエステを手軽に始めたい人におすすめです。
美容家電は一度購入すると長く使える点や、自宅で手軽にケアができる点がメリットと言えるでしょう。
また、返礼品として選ぶことで実質的なコストが少ないというメリットもあるため、コストパフォーマンスを重視する人にとって有効な選択肢です。
ヘアケア・ボディケアセット
髪や体全体のケアに使うヘアケア・ボディケア用品をセットで返礼品にしている自治体も多く、コストパフォーマンスや実用性のバランスが評価されています。
たとえば、ボディソルトスクラブや保湿クリーム、ボディローションなどが詰め合わせになった返礼品が、人気ランキングで上位に入ることもあります。
セットにすることで、シャンプーやボディケア、ヘアケアなど複数の用途に対応でき、トータルで美容・ケアをしたい人には特に便利です。
さらに、こうしたセットは単品で買うと割高になりがちですが、ふるさと納税返礼品なら比較的お得に入手可能で、コストを抑えながら高品質なケア用品をまとめて揃えたい人に向いています。
ビューティ体験チケット
最近は返礼品として、商品ではなく体験型のビューティチケットを選べる自治体も現れています。
たとえば、ヘアサロン、エステ、スパなど地元でしか受けられない体験を返礼品にすることで、「自分磨き」と「地域支援」を両立できるというメリットがあります。
ふるさと納税の目的は単に返礼品を得るだけでなく、地域応援という側面もあるため、体験型の選択もおすすめです。
また、体験チケットはそのとき一度きりという特別感があり、日常的なケア用品とは違った満足感を得られます。
自分へのご褒美や、普段頑張っている自分に対するリフレッシュとしても最適です。
まとめ
ふるさと納税は、税控除を活用しながら高品質な美容アイテムをお得に試せる制度として、多くの利用者に支持されています。
返礼品の品質基準が明確に定められているため、はじめての人でも安心して選べる点が大きな魅力です。
さらに、普段は手が届きにくい美容家電や高価格帯のスキンケアも、実質負担2,000円で利用できる可能性があるため、美容アイテムを試す絶好の機会になります。
また、地場産業の化粧品やサロン体験チケットなど、地域の特色を生かした返礼品も多く、美容と地域貢献を同時に叶えられる点も制度の価値といえます。
