「マンジャロ、クリニックは高いから個人輸入なら安く買えるって本当?」「海外のサイトで簡単そうに売ってるけど、大丈夫なのかな…」
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、2型糖尿病の治療薬として開発された医療用医薬品です。
本剤は GIP 受容体および GLP-1 受容体のアゴニストであり,両受容体に結合して活性化することで,グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進させる。
また、食欲を抑制して満腹感を長持ちさせることでダイエット効果もあることが注目されています。
しかし、ダイエット目的の場合は自由診療扱いとなるので、安全かつ安く購入できる方法を知りたい人も多いはず。
そこで、この記事はマンジャロの安全かつできるだけ安い購入方法や、個人輸入が危険な理由を解説します。
マンジャロの安全な買い方
マンジャロをダイエット目的で購入したい人は増えており、多くの人が検索していることがわかります。
一方で、副作用として低血糖や消化器症状が報告されており、安全に使用するためには必ず医師の診断・処方が必要です。(医薬品等行政評価・監視委員会)
病院で医師に処方してもらう
マンジャロを安全に入手する方法は、病院やクリニックで医師に処方してもらうことです。
医療機関では、診察前に身体測定や血液検査を行って適正量を処方してもらえるので、副作用リスクを最小限に抑えられます。
保険適用は2型糖尿病患者に限られますが、ダイエット目的での使用は自由診療として行われています。
さらに、効果には個人差があるので医師にも丁寧な説明が求められています。(国民生活センター・痩身目的等のオンライン診療トラブル)
ドラッグストアや薬局では購入できない
マンジャロは医療機関専用の処方薬であり、一般のドラッグストアや薬局では販売されていません。
厚生労働省の分類上、医師の診断・処方箋がなければ販売や譲渡はできない「医療用医薬品」に該当します。
①処方箋医薬品(法第49条)
・ 処方箋がないと販売・授与できない医薬品
・ 厚生労働大臣が告示により指定
薬局で購入できるのは一般用医薬品または要指導医薬品のみであり、マンジャロのようなGLP-1/GIP受容体作動薬は該当しません。
また、海外通販や個人輸入を利用した場合、偽造品・劣化品のリスクが高いことが報告されているので、必ず医師処方のもと購入するようにしましょう。(厚生労働省・医薬品等を海外から購入しようとされる方へ)
マンジャロを安く買う方法
マンジャロ(Mounjaro)は、GLP-1受容体作動薬の中でも注目度が高く、肥満治療や糖尿病管理において高い効果が期待されています。
しかし、個人輸入には偽薬や品質劣化、法的リスクなどの懸念があり、安全性を重視するなら国内での正規ルートが基本です。
日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。
ここでは、個人輸入以外でマンジャロを安く手に入れる方法を紹介します。
①オンライン診療を活用する
近年、GLP-1薬を扱うオンラインクリニックが増えています。
マンジャロの処方・診察+配送込みの定額プランで提供しているケースもあり、お得に手に入れやすくなっているのが特徴です。
オンライン診察は初診料や通院の手間が省けるため、トータルコストを抑えられるのも魅力と言えるでしょう。
- 通院の手間がなく忙しい人も利用しやすい
- 医師の診断に基づく処方で安心
②定期購入・まとめ買い割引を利用する
一部のクリニックでは、マンジャロの3ヶ月分・6ヶ月分のまとめ買いにより割引が適用されることがあります。
継続使用を前提とする場合は、定期購入プランやまとめ買いを活用することで月額費用を抑えることができます。
ただし、初めての処方では副作用などが出ることもあるため、返品やキャンセルが可能か確認しておくと良いでしょう。
- 副作用や体質に合わない場合の返品・中止条件を確認しておく
③他のGLP-1薬を利用する
マンジャロは効果が高い一方で、価格も高めに設定されている傾向があります。
そのため、体質や目的によっては、オゼンピック(セマグルチド)やサクセンダ(リラグルチド)など、他のGLP-1薬でも十分な効果が得られる場合があります。
できるだけ安く抑えたい人は、医師に相談の際にマンジャロ以外の処方が可能か確認してみましょう。
- 投与頻度などの使いやすさ
- 価格と副作用の傾向
- 医師との相談で最適な薬剤を選択するのがおすすめ
④医療費控除の活用
自由診療であっても、一定条件を満たせば医療費控除の対象になる場合があります。
申告する方やその方と生計を一にする配偶者その他の親族のために、令和6年中に支払った医療費がある場合は、次のとおり計算した金額を医療費控除として、所得金額から差し引くことができます。
引用:医療費控除を受ける方へ
年間の医療費が一定額を超える場合は、確定申告で一部が還付される可能性があるため、領収書を保管しておきましょう。
このように、個人輸入に頼らずとも、マンジャロを比較的リーズナブルに利用する方法は複数あります。
安全性と費用のバランスを取りながら、自分に合った選択肢を見つけることが大切です。
マンジャロが安全かつ安く買えるクリニックの選び方
マンジャロのオンライン処方は自由診療に該当するため、価格・安全管理・診療体制がクリニックごとに異なります。
1か月あたりの相場は小容量で22,000円~35,000円ほどで、極端に安価なものは個人輸入や模倣品のリスクが報告されています。
選択のポイントは「医師の診察精度」「料金の透明性」「個人情報保護体制」の3点。
価格だけでなく、安全性を担保する運用体制の確認が必須です。
丁寧な診察・フォローがあるか
オンライン診療でのマンジャロ処方では、アフターフォローが無料なクリニックを選ぶことをおすすめします。
マンジャロは低血糖や嘔吐といった消化器症状による副作用が出ることもあるため、処方後に相談に訪れる患者さんも少なくありません。
重大な副作用として低血糖症状(脱力感,高度の空腹感,冷汗,顔面蒼白,動悸,振戦,頭痛,めまい,嘔気,視覚異常等)や急性膵炎が起こりえること,また,比較的頻度の高い副作用として,悪心,嘔吐,下痢,便秘,腹痛などの消化器症状が認められている
引用:医薬品等行政評価・監視委員会
短期的な減量効果のみを優先するのではなく、医師の継続的フォロー体制が整っているかを基準に比較することが重要です。
また、現在他の病院で処方されている薬がある人や、持病のある人は対面・オンラインどちらも診察できるクリニックを選ぶと比較的安くマンジャロが処方してもらえます。
薬代を含めた総コストで比較する
マンジャロ処方の料金を比較するときは、薬の費用+診察料や送料を含めて検討することが重要です。
| 費用項目 | 内容 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 薬の価格 (1ヶ月あたり) |
用量によって価格が異なる。 | ・2.5mg:19,800円 ・5mg:38,000円 ・7.5mg:56,000円 ・10mg:74,000円 |
| 初診料・再診料 | 初診料2,000円前後。 再診料は無料のクリニックも多いが、一般的に1,000円〜2,000円程度。 |
・初診料:2,200円 ・再診料:1,100円 |
| 薬剤指導料 | 自己注射の方法・保管方法・副作用説明などの指導料。診察料に含まれるケースもある。 | 無料〜3,000円程度 |
| 送料 | オンライン診療の場合に必要。 | 500〜1,500円 |
| その他諸費用 | 血液検査・体組成測定・採血など。安全管理・効果モニタリング目的で実施。 | ・採血料:3,000円前後 ・体組成測定:1,000円前後 |
サイト上で料金が明示されているクリニックほどトラブルが少なく継続もしやすいので、ホームページで良く確認しておくことをおすすめします。
反対に、個人輸入サイトでは低価格をうたっても関税・輸送費・税関トラブルなどを含めると最終的に同額以上になるケースが多いです。
したがって、「診察費用込みの総額」が掲載されているクリニックを選ぶことが、最もコスト効率の良い選択と言えます。
プライバシーが配慮されているか
オンライン処方の場合に薬も配送してもらえますが、配送時の伝票にもプライバシー配慮がされているかも重要なポイントです。
最近では配送時の伝票の商品名に「サプリメント」など、内容が具体的にわからないような工夫がされていることが多いです。
気になる人は、予約前にホームページのよくある質問を確認しておくことをおすすめします。
マンジャロの個人輸入は安いがおすすめできない理由
「安いから」という理由だけで個人輸入に手を出すのは、高いリスクを伴います。
| 項目 | 個人輸入 | オンライン診療 |
|---|---|---|
| 安全性 | 非常に危険 | 安全 |
| 品質 | 保証なし(劣化・偽物のリスク大) | 国内正規品で品質保証 |
| 副作用対応 | 自己責任(相談相手なし) | 医師が即時対応 |
| 価格 | 一見安いがリスク大 | 適正価格(安心料込み) |
| 法的リスク | あり | なし |
具体的にどのような危険があるのか、一つずつ見ていきましょう。
①偽造医薬品のリスク
個人輸入することで、最も恐ろしいのが偽造医薬品のリスクです。
届いたものが本物のマンジャロである保証はどこにもありません。
- 有効成分が全く入っていない(ただの水)
- 有効成分の量が少ない、または多すぎる
- 不純物や有害物質が混入している(健康被害の原因)
痩せないどころか、重篤なアレルギー反応や予期せぬ健康被害を引き起こす可能性があります。
厚生労働省でも人体にリスクが高い可能性があることを注意喚起しており、自己責任と言えども利用しないようにしましょう。
②品質劣化のリスク
マンジャロは、2℃〜8℃での冷蔵保存が義務付けられている非常にデリケートな薬剤です。
しかし、個人輸入の輸送過程で、この温度管理が徹底されている保証は一切ありません。
もし適切な温度保存がされていない場合、正しい効果が得られなくなるので個人輸入は損をする可能性が高いのです。
- 常温で輸送され、有効成分が変質・劣化
- 高温や凍結により、効果が完全に失われる
マンジャロ副作用で不安な方へ|出る時期・症状・対策をわかりやすく解説
③法律違反・トラブルのリスク
そもそも、個人輸入でマンジャロのような医薬品を扱うことは法律で禁止されています。
さらに、海外サイトを経由している例も多く、代金を支払ったのに商品が届かない・金銭トラブルも発生しているので、個人輸入では買わないことが重要です。
- 法律違反の可能性:医師の処方なく医薬品を輸入し、他人に譲渡・販売することは法律で固く禁じられています。
- 金銭・情報トラブル:代金を支払ったのに商品が届かない詐欺や、クレジットカード情報・個人情報が抜き取られるリスクがあります。
マンジャロの安全な買い方に関するQ&A
マンジャロの安全な買い方に関するよくある質問をまとめました。
Q1.「正規品保証」と書かれた個人輸入サイトは信用できますか?
信用できないので利用しないようにしましょう。
悪質な業者は、ユーザーを安心させるために平気で嘘をつきます。
むしろ「正規品保証」という言葉自体が、偽物である可能性を示唆していると考えるべきです。
Q2. SNSで「個人輸入で痩せた」という投稿を見ました…
それは、たまたま運が良かっただけか、あるいは業者による自作自演の投稿(ステマ)である可能性が非常に高いです。
個人輸入で安く手に入れられたとしても、正しい管理をしていない場合は正しい効果を得られなかったり、副作用が出た場合の対応ができないリスクのほうが危険です。
Q3. オンライン診療はなぜ安全なのですか?
日本の法律に基づき、医師が責任を持って診察し、国内の正規ルートで流通している医薬品を処方するからです。
製薬会社からクリニックまで、厳格な品質管理(温度管理など)のもとで輸送・保管されているため、品質と安全性が100%保証されています。
マンジャロを安全かつコスパ良く買うなら正規クリニックがおすすめ!
マンジャロは医療用医薬品であり、個人輸入や通販サイトでの購入は偽造品・劣化品のリスクが高いと厚生労働省も注意喚起しています。
安全に使用するためには、必ず医師の診察を通じて正規ルートで処方される必要があります。
安いからと言って個人輸入は利用するのは、大きなリスクがあることを覚えておきましょう。