ピルが「避妊目的」だと言いづらい時
避妊目的でピルを使いたいと思っても、「どう伝えればいいのか分からない」「恥ずかしい」と感じてしまう人は少なくありません。
そのため、本来の目的(避妊目的)以外の理由で受診してピルをもらうという方も少なくありません。
ただし、処方の目的を偽ってしまうと、自分の体に合わない種類のピルを処方されるリスクがあるため、絶対にNGです。
とはいえ、特に対面の診察では、医師に直接「避妊目的でピルが欲しいです」と言うのが心理的にハードルになるのは、ごく自然なことです。
そこで本記事では、ピルが欲しいけど「避妊目的」と言いづらい場合の対処法を紹介します。
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ピルが「避妊目的」だと言いづらい理由

ピルを避妊目的で使いたいと考えていても、病院で「避妊のためです」と伝えるのは気が引けるという悩みを抱える女性は少なくありません。
特に初めてピルを処方してもらう場面では、恥ずかしさや不安が先立ち、本当の目的をうまく伝えられないことも多いです。
下記では、ピルを「避妊目的」と伝えることに抵抗を感じる理由を大きく3つに分けて解説します。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい理由
医師に「遊んでいる」と思われそうだから
ピルを「避妊目的」で使いたいと伝えるのが恥ずかしいと感じる女性は少なくありません。
特に対面診察では、「この人は遊んでいるのかも」と医師に誤解されるのではと不安になる声が多く聞かれます。
避妊という言葉自体に、性行為を前提とした印象が強く、真面目に相談しても軽く見られるのではないかという先入観が影響しています。
ただし、医師は「避妊目的」で通院している患者を多く診察してきており、特別視することはありません。
ピルの避妊利用は現代では一般的であり、広く使用されているため、「遊んでいる」と思われる心配は不要です。
むしろ曖昧な理由で受診すると、適切な種類や用量のピルが処方されない恐れもあります。
不安を感じるのは当然ですが、自分の健康やライフスタイルを守るためにも、正直に目的を伝えることが大切です。
男性医師だと緊張するから
ピルを「避妊目的」で使いたいと伝える場面で、相手が男性医師だと緊張してしまう女性は多くいます。
特に「避妊」はデリケートな話題であり、異性の医師に対して抵抗感を覚えるのは自然な感情です。
「どう思われるか不安」「恥ずかしくて言い出せない」と感じることで、目的を曖昧に伝えてしまうケースも少なくありません。
しかし、医師にとっては日常的な診療内容であり、過剰に気にする必要はありません。
それでも不安が強い場合は、女性医師の在籍する医療機関やオンライン診療を選ぶことで、心理的負担を軽減できます。
質問攻めにされそうだから
ピルを「避妊目的」と伝えた際に、医師から根掘り葉掘り聞かれるのではと心配する声も少なくありません。
「どのくらいの頻度で性行為があるのか」「パートナーはいるのか」など、プライベートな質問が続くのではと構えてしまい、本音を隠してしまうケースがあります。
しかし、実際の診察では必要最低限の情報を確認するのみで、過度に踏み込んだ質問は基本的に行われません。
そもそも医師が質問してくるのは、「患者に適切な種類のピルを処方するため」です。
ホルモンバランスや生活習慣、過去の服用歴などを把握しないまま処方すれば、副作用や体調不良を引き起こすリスクがあるから質問をしています。
そのため、聞かれる内容はすべて医療上必要な情報に限られており、個人的な興味で尋ねられることはありません。
診察に不安を感じる場合は、問診票形式で目的や状況をあらかじめ記入できるオンライン診療などを活用すると、安心して相談できます。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい時の対処法

避妊を目的にピルを処方してもらいたいと思っていても、「どう伝えればいいかわからない」「恥ずかしい」と感じて受診をためらう人は少なくありません。
しかし、伝え方や受診方法を工夫すれば、緊張や不安を大きく軽減させられます。
ここでは、「避妊目的」と言いづらい時に実践できる2つの対処法と、それぞれの具体的なメリットについて解説します。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい時の対処法
女性医師の病院を利用する
避妊目的でピルを希望する際、緊張や恥ずかしさを感じる人には、女性医師が在籍する病院やクリニックの利用がおすすめです。
男性医師には相談しづらい内容でも、同性である女性医師なら気軽に話せると感じる方は多く、精神的なハードルを下げられます。
また、月経や避妊に関する悩みは女性特有のものであり、同じ経験を持つ医師の方が親身に対応してくれることも多いです。
そのため、事前に病院の公式サイトや口コミなどで女性医師の有無を確認し、可能であれば女性が院長のクリニックを選ぶのも1つの方法です。
オンラインクリニックを利用する
自宅付近に女性医師の病院・クリニックがないのであれば、オンラインクリニックもおすすめです。
オンラインクリニックであれば、自宅からスマートフォンやパソコンで受診でき、対面よりも「避妊目的でピルが欲しい」と伝えやすいからです。
ここでは、ピル処方が「避妊目的」だと言いにくい方がオンラインクリニックを選ぶメリットを具体的に紹介します。
オンラインクリニックのメリット
問診票で「避妊目的」だと記入できるから
オンラインクリニックでは、診察前に問診票を記入する形式が一般的です。
事前に「避妊目的」と入力しておけば、診察時にあらためて口頭で伝える必要がなく、恥ずかしさや緊張を感じる場面を避けられます。
また、医師側もあらかじめ目的を把握したうえで診療を開始できるため、診察の第一声で自分から切り出す必要がありません。
オンラインクリニックは、事前準備ができることで、心理的な負担が大幅に軽減され、安心して受診しやすくなります。
「避妊」という言いにくい内容も、問診票を通せば心理的な負担が大きく軽減されます。
画面越しの診察であり緊張しにくいから
に「避妊目的」といったデリケートな内容は、医師の表情や声色が気になりやすく、対面では萎縮してしまう人も少なくありません。
その点、オンライン診療はスマートフォンやパソコンの画面越しで医師とやりとりするため、対面のように目の前で話す必要はなく、緊張感が和らぎます。
画面越しなら自宅という慣れた環境で診察を受けられるため、心の余裕が生まれ、自分の意思や体調についても落ち着いて説明しやすいです。
実際に、対面よりも話しやすかったと回答するユーザーも多く、避妊目的でピルを希望する人にとってオンライン診療は相性の良い手段です。
自宅で完結するから
オンラインクリニックでは、「予約から診察、処方、ピルの受け取りまで」すべて自宅で完結します。
スマートフォンやパソコンがあれば、通院のために時間を割いたり、公共の場で人目を気にしたりする必要がありません。
特に避妊目的のピルを希望する際、「薬局での受け取りが恥ずかしい」「受付で症状を聞かれるのが不安」といった声も多いですが、オンライン診療ならストレスを感じる場面をすべて回避でき、誰にも知られずにスムーズにピルを処方してもらえます。
忙しい方はもちろん、プライバシーを重視したい方にとっても大きなメリットです。
ピルはオンラインと病院どっちが安い?比較・保険適用の条件・安く購入する方法も紹介
ピル処方で「避妊目的」だと言いづらい時は体調のふりをしても良い?
避妊目的でピルを処方してほしいけれど、直接言うのが恥ずかしいから「生理痛がつらいふりをしようかな」と考える方もいるかもしれません。
実際に、Yahoo!知恵袋でも同様の質問をしている方がいました。
避妊目的のためピルを産婦人科にもらいに行きたいと思っているのですが、「避妊目的のためにもらいたい」と言いづらいです。
ネットでいろいろ調べたところ「『生理痛がつらくてピルをもらいたい』といえば大丈夫です。」と書かれていました。そのように伝えて処方されたピルでも避妊効果はあるのでしょうか?引用元:Yahoo!知恵袋
しかし、嘘の理由で受診すると、本来の目的に合わないピルが処方される恐れがあり、結果として自分の望む効果が得られない可能性があります。
ここでは、「なぜ処方目的をごまかしてはいけないのか」について詳しく解説します。
間違ったピルを処方されるリスクがあるから嘘はNG
医師は、患者の申告内容をもとに、症状や目的に合ったピルを選んで処方します。
そのため、避妊が目的であるにもかかわらず「生理不順」や「月経痛」といった別の理由を伝えると、ホルモンバランスや作用の異なるピルが処方される可能性があるのです。
たとえば、子宮内膜症の治療を前提としたピルは避妊効果が十分でない場合があり、期待した結果が得られないこともあります。
また、体に合わないピルを使い続けることで、副作用や体調不良のリスクも高まります。
恥ずかしいと感じる気持ちは自然ですが、正確な診療と安全な処方のためにも、使用目的は正直に伝えることが大切です。
先述したように、ピルをもらう際に「避妊目的」だと言いづらいのであれば、「女性医師の病院」や「オンラインクリニック」 の活用がおすすめです。
低用量ピルには避妊効果がないものがある!避妊できない種類や避妊率・正しい服用方法を解説
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニック
ここでは、ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニックを3院紹介します。
各クリニックごとの特徴、メリットを紹介します。
エニピル|女性医師在籍

エニピル | |
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低用量ピルの種類 | トリキュラー/ファボワール/ラベルフィーユ/アンジュ/マーベロン/ルナベル配合錠/フリウェル配合錠 |
24時間相談 | ◯ |
低用量ピルの料金 | 初月1,848円(税込)〜 |
診察料 | 無料 ※初回のみシステム利用料3,300円(税込) |
診療方法 | オンライン通話 |
診療時間 | 24時間診療可能 |
配送時間 | 当日発送(15時までの支払い完了) |
配送料 | 550円(税込) |
支払い方法 | ・クレジットカード ・後払い(コンビニ・郵便局・銀行・LINE Pay) ・分割払い(2・3・5・6・10回) |
保険適用の有無 | ×(自由診療) |

エニピルのおすすめポイント
- 24時間365日いつでも受診できる
- 24時間いつでもLINE相談できる
- 全医師が厚生労働省の「オンライン診療研修」を修了している
- 女性医師在籍
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニック1つ目は、「エニピル」です。
エニピルは、診察前に提出する問診票に「避妊目的」と記入できるため、医師との会話で自分から直接伝える必要がありません。
そのため、恥ずかしさや緊張を感じる場面を避けたい方でも安心して利用できます。
また、15時までの決済で最短翌日にポスト投函されるスピード配送や、中身がわからない梱包も好評で、家族に知られたくない方にも配慮されています。
さらに、24時間いつでも受診できるうえに、24時間対応のLINE相談窓口も設けられており、服用に関する疑問や不安を気軽に解消できます。
医師は全員、厚生労働省のオンライン診療研修を修了しており、安心して相談できるため、初めてピルを使う方や、周囲の目が気になる方は、まずはエニピルをチェックしてみましょう。

エニピル | |
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運営会社 | 株式会社サルース |
住所 | 〒150-6221 東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー 21階 |
提携クリニック | ON-CLINIC |
エニピルの口コミ・評判は?偽物?届かない?料金・配送スピード・特徴を紹介
スマルナ|無料相談できる「スマルナ医療相談室」がある

スマルナ | |
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低用量ピルの種類 | アンジュ28錠/トリキュラー28錠 |
24時間相談 | ◯ |
低用量ピルの料金 | 初回:1,880円(税込) 2回目以降:2,380〜3,380円(税込)/1シート |
診察料 | 0円 |
診療方法 | スマホアプリ(オンライン問診・チャット) |
診療時間 | 24時間受付(医師による処方判断は営業時間内) |
配送時間 | 最短翌日 |
配送料 | 550円(税込) ※3シート以上の購入で送料無料 |
定期配送 | ・1シートごとに毎月配送(2,380円〜/月) ・3シートずつ3回に分けて配送(例:7,140円〜×3回) ・12シートまとめて一括配送(28,560円〜) ※すべて12シート(12ヶ月分)の定期契約 ※契約満了後は再診が必要 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・コンビニ後払い ・キャリア決済 ・Apple Pay/Google Pay |
保険適用の有無 | ×(自由診療) |
スマルナのおすすめポイント
- 診察料無料
- 24時間365日いつでも受診できる
- 無料で相談できる「スマルナ医療相談室」がある
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニック2つ目は、「スマルナ」です。
スマルナは365日24時間対応のオンライン診療サービスで、専用アプリからビデオ通話を通じて医師の診察を受けられます。
ビデオ通話による診察は対面よりも緊張しづらく、「避妊目的」と言い出しにくい人でも相談しやすいです。
また、スマルナ医療相談室では助産師や薬剤師にいつでも無料で相談でき、ピルに関する不安も事前に解消できます。
診察料は無料、18時までの決済で最短翌日配送可能と利便性も抜群なため、気になる方はチェックしてみましょう。
スマルナ | |
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運営会社 | 株式会社ネクイノ |
住所 | 〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地1-13-22 御堂筋フロンティア WeWork |
レバクリ|診察〜処方まで最短15分

レバクリ | |
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低用量ピルの種類 | トリキュラー/ファボワール/ラベルフィーユ/アンジュ/マーベロン |
24時間相談 | ◯ |
低用量ピルの料金 | 2,500円(税込)〜/月 |
診察料 | 無料 |
診療方法 | オンライン診療(スマホ・PC/チャット・ビデオ通話) |
診療時間 | 24時間受付(診察は医師の対応時間内) |
配送時間 | 最短翌日発送 |
配送料 | 550円(税込) |
定期配送 | ・1ヶ月ごと定期プラン(2,500円〜) ・チャットや診療で医師と相談後に処方・発送 ・契約期間の縛りなし、いつでもスキップ・解約可能 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・後払い(Paidy) |
保険適用の有無 | ×(自由診療) |
レバクリのおすすめポイント
- 診察からピル処方まで最短15分だから質問攻めの心配なし
- 診察料無料
- 最短翌日に届く
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニック3つ目は、「レバクリ」です。
スマホやPCから簡単に受診でき、初診料・診察料が無料なのに加え、診察から処方までが最短15分で完了するため、長々と質問攻めされる心配もありません。
また、午前8時までの注文で当日発送され、最短翌日には自宅ポストに届くスピード感も魅力です。
12ヶ月の定期便なら1シートあたり2,500円〜とリーズナブルな価格設定も特徴です。
レバクリ | |
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運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
住所 | 〒150-6190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F |
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人によくあるQ&A
ここからは、ピルが「避妊目的」だと言いづらい人によくあるQ&Aを紹介します。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人によくあるQ&A
知恵袋の「ピルが避妊目的だと言いづらいなら生理痛が辛いでOK」との投稿は本当?
ピルが避妊目的だと言いづらい場合でも、嘘の申告はNGです。
なぜなら、嘘の申告は目的に合わないピルが処方されないリスクがあるからです。
ピルが避妊目的だと言いづらい時はどうする?
避妊目的を口頭で伝えるのが恥ずかしい場合は、「女性医師が在籍する病院」または「オンラインクリニック」の利用がおすすめです。
特にオンラインクリニックであれば問診票に目的を記入できるため、診察中に自分から「避妊目的」であることを直接伝える必要はありません。
また、自宅から画面越しで受診できるため、人目を気にせず安心して相談できます。
ピルが避妊目的だと言いづらいから診察なしで買える?
基本的に、医師の診察なしでピルを買うことはできません。
「ピル」は医師の処方が必要な医薬品であり、自己判断での購入や個人輸入には健康被害や偽薬のリスクもあります。
診察が恥ずかしい場合は、オンライン診療を利用することで気軽に相談できます。
避妊目的のピルでも保険適用される?
避妊目的のピル処方は基本的に自由診療扱いとなり、保険適用外です。
一方で、生理不順や月経困難症といった治療目的の場合には保険が適用されるケースもあります。
目的によって費用が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
ピルが「避妊目的」だと言いづらいならまずはオンラインクリニックで相談してみよう!
避妊目的でピルを使いたいと思っていても、「どう伝えればいいのか分からない」「恥ずかしい」と感じるのはごく自然なことです。
しかし、伝え方や診療方法を工夫すれば、「避妊目的だと言いづらい」は解消できます。
中でもオンラインクリニックは、問診票で目的を記入できたり、自宅から受診できたりと、言いづらさを感じる人に最適な選択肢です。
他人の目を気にせず、自分のペースで相談できるため、「避妊目的」と伝える心理的ハードルもぐっと下がります。