ピルが「避妊目的」だと言いづらい時
避妊目的でピルを使いたいと思っても、「どう伝えればいいのか分からない」「恥ずかしい」と感じてしまう人は少なくありません。
サイバーエージェントグループの株式会社Lunatomoの調べでは、ピルを処方してもらうために「産婦人科に行くのはハードルが高い」と答えた人が全体の58%になるのが分かりました。(引用:ピルのオンライン診療プラットフォーム「ルナトモ」がピルの利用実態調査を実施 ~ピルを服用している女性の約6割が「オンライン診療の利用経験がある」と回答~)
避妊目的でピルを使いたいと言い出しにくく、他の目的を理由としてピルをもらいたいと考える人もいますよね。
ピルを避妊目的だと言いづらい主な理由
- 「遊んでいる」と思われそう
- 男性医師に言うのが恥ずかしい
- プライベートな質問をされそう
しかし、処方の目的を偽ってしまうと、自分の体に合わない種類のピルを処方されるリスクがあるため、絶対にNGです。
とはいえ、特に対面の診察では、医師に直接「避妊目的でピルが欲しいです」と言うのが心理的にハードルになるのは、ごく自然なことです。
本記事では、ピルが欲しいけど「避妊目的」だと言いづらい時の対処法を解説します。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニックも紹介するので、ピルをもらうのに戸惑っている方はぜひ参考にしてください。
■ピルが欲しいけど言いづらい人におすすめのオンラインクリニック3選
ピルが「避妊目的」だと言いづらい理由

ピルを避妊目的で使いたいと考えていても、病院で「避妊のためです」と伝えるのは気が引けるという悩みを抱える女性は少なくありません。
特に初めてピルを処方してもらう場面では、恥ずかしさや不安が先立ち、本当の目的をうまく伝えられないことも多いです。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい理由
医師に「遊んでいる」と思われそうだから
ピルを「避妊目的」で使いたいと伝えるのが恥ずかしいと感じる女性は少なくありません。
特に対面診察では、「この人は遊んでいるのかも」と医師に誤解されるのではと不安になる声が多く聞かれます。
しかし、ピルは世界中で広く使われており、日本産婦人科医会も「計画的な妊娠のための重要な手段」として避妊目的の使用を認めています。
OC(経口避妊薬)は避妊を、LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)は月経困難症や子宮内膜症など疾患の治療を目的として使用します。OCは多くの若年女性が安全に使用でき、高い避妊効果と避妊以外の副効用を認めます。
医師側も、避妊の意思を持つことを軽視したり否定したりする立場にはありません。
ピルの避妊利用は現代では一般的であり、広く使用されているため、「遊んでいる」と思われる心配は不要です。
男性医師だと緊張するから
ピルを「避妊目的」で使いたいと伝える場面で、相手が男性医師だと緊張してしまう女性は多くいます。
特に「避妊」はデリケートな話題であり、異性の医師に対して抵抗感を覚えるのは自然な感情です。
「どう思われるか不安」「恥ずかしくて言い出せない」と感じることで、目的を曖昧に伝えてしまうケースも少なくありません。
男性医師の中にも、非常に丁寧で配慮ある対応をしてくれる方は多くいます。
「どうしても女性医師に診察して欲しい」という方は、次のような対策がおすすめです。
どうしても女性医師に診察して欲しい場合の対策
- クリニックの公式サイトで、女性医師が在籍しているかをチェック
- 電話やネット予約の際に、女性医師希望と伝える
- 婦人科・レディースクリニックを優先的に探す
質問攻めにされそうだから
ピルを「避妊目的」と伝えた際に、医師から根掘り葉掘り聞かれるのではと心配する声も少なくありません。
「どのくらいの頻度で性行為があるのか」「パートナーはいるのか」など、プライベートな質問が続くのではと構えてしまい、本音を隠してしまうケースがあります。
しかし、実際の診察では必要最低限の情報を確認するのみで、過度に踏み込んだ質問は基本的に行われません。
そもそも医師が質問してくるのは、「患者に適切な種類のピルを処方するため」です。
ホルモンバランスや生活習慣、過去の服用歴などを把握しないまま処方すれば、副作用や体調不良を引き起こすリスクがあるから質問をしています。
診察に不安を感じる場合は、問診票形式で目的や状況をあらかじめ記入できるオンライン診療などを活用すると、安心して相談できます。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい時の対処法

避妊を目的にピルを処方してもらいたいと思っていても、「どう伝えればいいかわからない」「恥ずかしい」と感じて受診をためらう人は少なくありません。
しかし、伝え方や受診方法を工夫すれば、緊張や不安を大きく軽減させられます。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい時の対処法
女性医師の病院を利用する
避妊目的でピルを希望する際、緊張や恥ずかしさを感じる人には、女性医師が在籍する病院やクリニックの利用がおすすめです。
女性医師の病院を利用するメリット
- 性に関する話題でも恥ずかしさが軽減される
- 実体験に基づいた共感が得られやすい
- 遠慮せずに細かいことまで質問できる
- デリケートな検査や処置も抵抗感が少ない
男性医師には相談しづらい内容でも、同性である女性医師なら気軽に話せると感じる方は多く、精神的なハードルを下げられます。
また、月経や避妊に関する悩みは女性特有のものであり、同じ経験を持つ医師の方が親身に対応してくれることも多いです。
女性医師の病院を利用するためにも、事前に病院の公式サイトや口コミなどで女性医師の有無を確認するようにしてください。
オンラインクリニックを利用する
自宅付近に女性医師の病院・クリニックがないのであれば、オンラインクリニックもおすすめです。
ピルが避妊目的だと言いづらい人がオンラインクリニックを利用するメリット
問診票で「避妊目的」だと記入できるから
オンラインクリニックでは診察前に記入する問診票で「避妊目的」と明記できるため、口頭で直接言わなくても意思を伝えられます。
対面診療では「何のためにピルを希望しているのか?」と医師から聞かれ、思わず言葉に詰まってしまう場合があります。
一方、オンライン診療では、ピル使用の目的をあらかじめ用意された項目から選んだり、文章で記入したりするのが一般的で、スムーズかつ正確に希望を伝えられます。
また、オンラインクリニックでは事前に問診票で様々な情報を伝えられるので、心理的な負担が少なくなり、安心して受診しやすくなります。
オンラインクリニックの問診での主な入力項目
- 服用目的:避妊・生理痛軽減・PMS・周期調整など
- 月経周期・状況:最終月経日・周期の安定性・生理痛の有無など
- 体調・病歴:高血圧・血栓症・心疾患・乳がんなどの既往歴
- 現在の服薬状況
- 喫煙習慣:現在喫煙しているか、1日の本数など
- 体重・身長
- 副作用歴:ピルや他の薬でのアレルギーや強い副作用の経験
- 家族歴:血縁者に血栓症・脳梗塞・乳がんなどの既往歴があるか
- 妊娠の可能性:現在妊娠していないか、妊娠の可能性はないか
画面越しの診察であり緊張しにくいから
画面越しで話すというだけで、対面よりも緊張感がかなり和らぎます。
オンライン診療であれば、スマホやパソコンの画面を通して診察を受けることができるので、表情や視線に過度に気を配る必要がなく、普段通りの落ち着いた状態で話しやすくなります。
実際に、対面よりも話しやすかったと回答するユーザーも多く、避妊目的でピルを希望する人にとってオンライン診療は相性の良い手段です。
自宅で完結するから
オンラインクリニックでは、「予約から診察、処方、ピルの受け取りまで」すべて自宅で完結します。
スマートフォンやパソコンがあれば、通院のために時間を割いたり、公共の場で人目を気にしたりする必要がありません。
特に避妊目的のピルを希望する際、「薬局での受け取りが恥ずかしい」「受付で症状を聞かれるのが不安」といった声も多いですが、オンライン診療ならストレスを感じる場面をすべて回避でき、誰にも知られずにスムーズにピルを処方してもらえます。
忙しい方はもちろん、プライバシーを重視したい方にとっても大きなメリットです。
ピルはオンラインと病院どっちが安い?比較・保険適用の条件・安く購入する方法も紹介
ピル処方で「避妊目的」だと言いづらい時は体調のふりをしても良い?
避妊目的でピルを処方してほしいけれど、直接言うのが恥ずかしいから「生理痛がつらいふりをしようかな」と考える方もいるかもしれません。
実際に、Yahoo!知恵袋でも同様の質問をしている方がいました。
避妊目的のためピルを産婦人科にもらいに行きたいと思っているのですが、「避妊目的のためにもらいたい」と言いづらいです。
ネットでいろいろ調べたところ「『生理痛がつらくてピルをもらいたい』といえば大丈夫です。」と書かれていました。そのように伝えて処方されたピルでも避妊効果はあるのでしょうか?引用元:Yahoo!知恵袋
しかし、嘘の理由で受診すると、本来の目的に合わないピルが処方される恐れがあり、結果として自分の望む効果が得られない可能性があります。
間違ったピルを処方されるリスクがあるから嘘はNG
ピル処方時に体調不良を装って「避妊目的じゃない」と嘘をつくのは、自分の体に合わないピルを処方される原因になるため危険です。
ピルには、大きく分けて2種類あるからです。
ピルの種類
- OC(経口避妊薬):避妊目的
- LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬):月経困難症や子宮内膜症などの治療目的
OCは保険適用外で自費診療ですが、避妊を目的とした場合に処方されるピルです。
一方、LEPは月経困難症などの治療目的で、避妊効果はありますが避妊目的での処方は認められていません。
また、処方目的を偽ると、医師から正しい服用スケジュールなどの説明が受けられない可能性があります。
正しく避妊するためにも、嘘の理由で受診しないのが重要です。
低用量ピルには避妊効果がないものがある!避妊できない種類や避妊率・正しい服用方法を解説
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニック
ここでは、ピルが「避妊目的」だと言いづらい人におすすめのオンラインクリニックを3院紹介します。
エニピル|24時間いつでも専門カウンセラーが相談に乗ってくれる

エニピル | |
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低用量ピルの種類 | トリキュラー/ファボワール/ラベルフィーユ/アンジュ/マーベロン/ルナベル配合錠/フリウェル配合錠 |
24時間相談 | ◯ |
低用量ピルの料金 | 初月1,848円(税込)〜 |
診察料 | 無料 ※初回のみシステム利用料3,300円(税込) |
診療方法 | オンライン通話 |
診療時間 | 24時間診療可能 |
配送時間 | 当日発送(15時までの支払い完了) |
配送料 | 550円(税込) |
支払い方法 | ・クレジットカード ・後払い(コンビニ・郵便局・銀行・LINE Pay) ・分割払い(2・3・5・6・10回) |
保険適用の有無 | ×(自由診療) |

エニピルのおすすめポイント
- 24時間365日いつでも受診できる
- 24時間いつでもLINE相談できる
- 全医師が厚生労働省の「オンライン診療研修」を修了している
エニピルは、6種類の低用量ピルを始め、低用量ピルやミニピルなど15種類のピルを取り扱っているオンラインクリニックです。
エニピルは、診察前に提出する問診票に「避妊目的」と記入できるため、医師との会話で自分から直接伝える必要がありません。
また、15時までの決済で最短翌日にポスト投函されるスピード配送や、中身がわからない梱包も好評で、家族に知られたくない方にも配慮されています。
さらに、24時間いつでも受診できるうえに、24時間対応のLINE相談窓口も設けられており、服用に関する疑問や不安を気軽に解消できます。
医師は全員、厚生労働省のオンライン診療研修を修了しており、安心して相談できるため、初めてピルを使う方や、周囲の目が気になる方は、まずはエニピルをチェックしてみましょう。

エニピル | |
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運営会社 | 株式会社サルース |
住所 | 〒150-6221 東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー 21階 |
提携クリニック | ON-CLINIC |
エニピルの口コミ・評判は?偽物?届かない?料金・配送スピード・特徴を紹介
スマルナ|無料相談できる「スマルナ医療相談室」がある

スマルナ | |
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低用量ピルの種類 | アンジュ28錠/トリキュラー28錠 |
24時間相談 | ◯ |
低用量ピルの料金 | 初回:1,880円(税込) 2回目以降:2,380〜3,380円(税込)/1シート |
診察料 | 0円 |
診療方法 | スマホアプリ(オンライン問診・チャット) |
診療時間 | 24時間受付(医師による処方判断は営業時間内) |
配送時間 | 最短翌日 |
配送料 | 550円(税込) ※3シート以上の購入で送料無料 |
定期配送 | ・1シートごとに毎月配送(2,380円〜/月) ・3シートずつ3回に分けて配送(例:7,140円〜×3回) ・12シートまとめて一括配送(28,560円〜) ※すべて12シート(12ヶ月分)の定期契約 ※契約満了後は再診が必要 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・コンビニ後払い ・キャリア決済 ・Apple Pay/Google Pay |
保険適用の有無 | ×(自由診療) |
スマルナのおすすめポイント
- 診察料無料
- 24時間365日いつでも受診できる
- 無料で相談できる「スマルナ医療相談室」がある
スマルナは、いつでもどこでもスマホ1つで受診できるオンラインクリニックです。
スマルナは365日24時間対応のオンライン診療サービスで、専用アプリからビデオ通話を通じて医師の診察を受けられます。
ビデオ通話による診察は対面よりも緊張しづらく、「避妊目的」と言い出しにくい人でも相談しやすいです。
また、スマルナ医療相談室では助産師や薬剤師にいつでも無料で相談でき、ピルに関する不安も事前に解消できます。
診察料は無料、18時までの決済で最短翌日配送可能と利便性も抜群なため、気になる方はチェックしてみましょう。
スマルナ | |
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運営会社 | 株式会社ネクイノ |
住所 | 〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地1-13-22 御堂筋フロンティア WeWork |
レバクリ|診察〜処方まで最短15分

レバクリ | |
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低用量ピルの種類 | トリキュラー/ファボワール/ラベルフィーユ/アンジュ/マーベロン |
24時間相談 | ◯ |
低用量ピルの料金 | 2,500円(税込)〜/月 |
診察料 | 無料 |
診療方法 | オンライン診療(スマホ・PC/チャット・ビデオ通話) |
診療時間 | 24時間受付(診察は医師の対応時間内) |
配送時間 | 最短翌日発送 |
配送料 | 550円(税込) |
定期配送 | ・1ヶ月ごと定期プラン(2,500円〜) ・チャットや診療で医師と相談後に処方・発送 ・契約期間の縛りなし、いつでもスキップ・解約可能 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・後払い(Paidy) |
保険適用の有無 | ×(自由診療) |
レバクリのおすすめポイント
- 診察からピル処方まで最短15分だから質問攻めの心配なし
- 診察料無料
- 最短翌日に届く
レバクリは、365日、スマホでいつでも相談可能なオンラインクリニックです。
スマホやPCから簡単に受診でき、初診料・診察料が無料なのに加え、診察から処方までが最短15分で完了するため、長々と質問攻めされる心配もありません。
また、午前8時までの注文で当日発送され、最短翌日には自宅ポストに届くスピード感も魅力です。
12ヶ月の定期便なら1シートあたり2,500円〜とリーズナブルな価格設定も特徴です。
レバクリ | |
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運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
住所 | 〒150-6190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F |
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人によくあるQ&A
ここからは、ピルが「避妊目的」だと言いづらい人によくあるQ&Aを紹介します。
ピルが「避妊目的」だと言いづらい人によくあるQ&A
知恵袋の「ピルが避妊目的だと言いづらいなら生理痛が辛いでOK」との投稿は本当?
ピルが避妊目的だと言いづらい場合でも、嘘の申告はNGです。
なぜなら、嘘の申告は目的に合わないピルが処方されないリスクがあるからです。
ピルが避妊目的だと言いづらい時はどうする?
避妊目的を口頭で伝えるのが恥ずかしい場合は、「女性医師が在籍する病院」または「オンラインクリニック」の利用がおすすめです。
特にオンラインクリニックであれば問診票に目的を記入できるため、診察中に自分から「避妊目的」であることを直接伝える必要はありません。
また、自宅から画面越しで受診できるため、人目を気にせず安心して相談できます。
ピルが避妊目的だと言いづらいから診察なしで買える?
基本的に、医師の診察なしでピルを買うことはできません。
「ピル」は医師の処方が必要な医薬品であり、自己判断での購入や個人輸入には健康被害や偽薬のリスクもあります。
診察が恥ずかしい場合は、オンライン診療を利用することで気軽に相談できます。
避妊目的のピルでも保険適用される?
避妊目的のピル処方は基本的に自由診療扱いとなり、保険適用外です。
一方で、生理不順や月経困難症といった治療目的の場合には保険が適用されるケースもあります。
目的によって費用が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
ピルが「避妊目的」だと言いづらいならまずはオンラインクリニックで相談してみよう!
避妊目的でピルを使いたいと思っていても、「どう伝えればいいのか分からない」「恥ずかしい」と感じるのはごく自然なことです。
しかし、伝え方や診療方法を工夫すれば、「避妊目的だと言いづらい」は解消できます。
中でもオンラインクリニックは、問診票で目的を記入できたり、自宅から受診できたりと、言いづらさを感じる人に最適な選択肢です。
他人の目を気にせず、自分のペースで相談できるため、「避妊目的」と伝える心理的ハードルもぐっと下がります。