料金や診療条件は変更される場合があるため、受診前に各クリニック・サービスの公式情報も確認してください。
| ピルの種類 | 診療時間 | 診察料 |
|---|---|---|
| 低用量・超低用量・ミニピル 中用量・アフターピル |
24時間 | 無料 |
| 1ヶ月あたりの値段 | 低用量ピルの値段 | 特典の有無 |
| 1,480円(税込)〜 | 1,480円(税込)〜 | 有り |
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低用量ピルは、避妊目的ならOC、月経困難症などの治療目的ならLEPを候補に、体質や持病を踏まえて医師と選びます。服用の目的や体質によって、適した種類は異なります。
トリキュラーやマーベロンなどは避妊を目的とする薬です。一方、ヤーズやヤーズフレックスなどは月経困難症などの治療薬で、承認された効能や飲み方が異なります。PMSやニキビについて相談する場合も、症状への効果と国内で承認された効能を分けて確認する必要があります。
- 服用目的:避妊を希望するのか、生理痛や月経前の不調などを改善したいのか
- 薬の違い:成分、ホルモン量、飲む順番、休薬・偽薬の有無
- 費用条件:保険適用の可否と、薬代・診察料・送料を含む支払総額
- 処方の可否:喫煙、片頭痛、持病、服用中の薬など、診察時に伝える情報
保険適用は、薬の名前や「治療したい」という希望だけで決まるものではありません。診断と薬剤の適応に加え、受診先が保険診療に対応しているかも確認してください。
この記事では、低用量ピルの種類を一覧で比較し、目的別の選び方、料金、受診方法、副作用を解説します。生理痛や月経前の不調がある方は、症状が出る時期や生活への影響を記録しておくと、診察で具体的に伝えられます。
参考:
PMDA「マーベロン21・28」電子添文、
PMDA「ヤーズフレックス配合錠」電子添文、
日本産科婦人科学会「月経前症候群・月経前不快気分障害に対する診断・治療指針」
低用量ピルのおすすめは服用する目的によって異なる
低用量ピルは、避妊を希望する場合と、生理痛などの治療を希望する場合で候補が異なります。まずは服用する目的を整理し、症状や体質に合う薬を医師と選んでください。
避妊を目的とする薬はOC(経口避妊薬)、月経困難症などの治療に使う薬はLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)という分類です。含まれるホルモンに共通点があっても、承認された効能や飲み方、保険適用の条件まで同じではありません。
| 主な目的・悩み | 薬を検討する際の考え方 | 診察で伝えること |
|---|---|---|
| 避妊 | 避妊の効能で承認されたOCを候補にする | 服用経験、喫煙、持病、併用薬 |
| 生理痛・月経困難症 | 症状の原因を確認し、LEPなどの治療を検討する | 痛みの強さ、出血量、生活への影響 |
| PMS・月経前の気分の落ち込み | 症状と月経周期の関係を確認し、治療方法を相談する | 症状が出る時期、月経後の変化、困っていること |
| ニキビ・肌荒れ | 皮膚科での治療も含めて検討する | 症状の経過、使用中の薬、避妊や生理痛の相談も希望するか |
PMSやニキビへの使用と、月経困難症などに対する承認効能・保険適用は区別する必要があります。受診時には、処方の目的と費用区分も確認しておきましょう。
避妊目的ならOCを医師に相談する
避妊を希望する場合は、避妊の効能で承認されたOCについて医師に相談してください。代表的な薬にはトリキュラーやマーベロンなどがあり、避妊目的の処方は自費診療です。
薬を選ぶ際は、成分に加えて、毎日服用を続けられるかも確認します。飲む順番や休薬期間は製剤によって異なるため、処方された薬の説明に従って服用してください。
- 服用を始める日と、追加の避妊が必要な期間
- 飲み忘れた場合や、服用後に嘔吐・激しい下痢があった場合の対応
- 副作用が出た場合の受診目安と連絡先
OCでは性感染症を予防できないため、感染予防にはコンドームも必要です。また、持病や喫煙、片頭痛、服用中の薬によっては処方できない場合もあります。問診では、病名や薬の名前、喫煙本数などを正確に伝えましょう。
生理痛や月経困難症がつらい人はLEPを相談する
生理痛が学校や仕事に支障をきたす場合は、婦人科で原因を確認し、LEPなどによる治療を相談してください。LEPは月経困難症などの治療に使われる薬ですが、承認された効能は薬剤ごとに異なります。
例えば、ヤーズフレックスは、月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛の改善などに用いる薬です。一方、電子添文には避妊目的で使用しない旨も記載されているため、避妊薬と同じように選ぶことはできません。
保険診療で処方されるかは、診断や薬剤の適応、受診先の診療体制によって決まります。LEPという薬の分類だけで、保険適用になるわけではありません。
受診時は、痛みが出る時期、鎮痛薬の使用状況、経血量、欠席・欠勤の有無を伝えると、症状の程度を説明しやすくなります。避妊も希望する場合は、その点もあわせて医師に伝えてください。
PMSや気分の落ち込みは症状が出る時期を記録して相談する
PMSや月経前の気分の落ち込みが気になる場合は、症状と月経周期の関係を記録して婦人科で相談しましょう。薬の名前を先に決めるより、いつ、どのような不調が出るかを伝えることが診療に役立ちます。
日本産科婦人科学会の指針では、ドロスピレノン・エチニルエストラジオール配合錠を含むOC・LEPについて、PMS・PMDDの全般的な症状改善が期待できるとされています。ただし、症状改善の根拠があることと、国内の承認効能や保険適用は別です。
- 気分の落ち込み、イライラ、頭痛、むくみなどの症状
- 月経の何日前から始まり、月経後に軽くなるか
- 仕事・学校・家事・人間関係にどのような支障があるか
- 現在使っている薬や、過去に受けた治療
月経と関係なく不調が続く場合や、気分の落ち込みが強い場合も、PMSと自己判断せず相談してください。服用後の効果や副作用を確認する際にも、体調の変化を記録したメモが役立ちます。
参考:日本産科婦人科学会「月経前症候群・月経前不快気分障害に対する診断・治療指針」CQ102
ニキビや肌荒れは皮膚科治療も含めて相談する
ニキビや肌荒れが主な悩みなら、皮膚科での治療も含めて相談してください。「肌に良いと聞いた」という理由だけで、低用量ピルの種類を決めるのは避けましょう。
例えば、マーベロンの国内で承認された効能は避妊であり、ニキビ治療ではありません。ニキビへの使用について説明を受ける際は、承認された効能とは異なる使用であることや、費用、副作用も確認が必要です。
低用量ピルには血栓症などのリスクがあります。ニキビへの使用を検討する場合も、期待する効果だけでなく、処方の必要性やほかの治療方法を医師に確認してください。
すでにニキビの薬を使っている方は、薬の名前と使用期間を伝えましょう。避妊や生理痛についても相談したい場合は、肌の症状とあわせて婦人科で伝えると、治療の目的を共有しやすくなります。
低用量ピルの種類一覧|成分・用途・飲み方の違いを比較
低用量ピルの種類を比較するときは、世代だけでなく、承認された用途と飲み方を確認してください。「世代」は主に黄体ホルモンの種類による分類であり、新しい世代ほど自分に合うという意味ではありません。
また、同じ成分を含む薬でも、卵胞ホルモンの量や服用日数が異なる場合があります。以下は、既存記事で紹介している主な薬剤の比較です。
※表は横にスクロールできます。
| 世代 | 黄体ホルモン | 主な薬剤例 | 主な用途・分類 | 飲み方の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 第一世代 | ノルエチステロン | ルナベルLD・ULD フリウェルLD・ULD |
月経困難症などの治療に用いるLEP | 月経困難症では、実薬を21日間服用した後に7日間休薬するタイプ |
| 第二世代 | レボノルゲストレル | トリキュラー アンジュ ラベルフィーユ |
避妊を目的とするOC | 掲載した薬剤は3相性。実薬を決められた順番で服用する |
| 第三世代 | デソゲストレル | マーベロン ファボワール |
避妊を目的とするOC | 掲載した薬剤は1相性。実薬のホルモン配合量が一定 |
| 第四世代 | ドロスピレノン | ヤーズ ドロエチ ヤーズフレックス |
月経困難症などの治療に用いるLEP。掲載薬は超低用量に分類 | ヤーズは実薬24錠+偽薬4錠。ヤーズフレックスは別の服用方法 |
※代表例を整理した表であり、各世代のすべての薬剤を網羅したものではありません。適応や服用方法は、処方される製品の電子添文と医師の説明で確認してください。
世代とOC・LEPの区分は別の分類です。「第二世代だから避妊薬」「第一世代だから治療薬」と、世代だけで用途を決めつけないようにしましょう。
第一世代のルナベル・フリウェルはLDとULDでホルモン量が異なる
ルナベルやフリウェルには、卵胞ホルモンの量が異なるLDとULDがあります。薬の名前が似ていても同じ製剤ではないため、処方時にはLD・ULDまで確認してください。
例えば、ルナベルLDとULDの成分量は次のとおりです。
| 比較項目 | ルナベルLD | ルナベルULD |
|---|---|---|
| ノルエチステロン | 1mg | 1mg |
| エチニルエストラジオール | 0.035mg | 0.020mg |
| 月経困難症での基本的な飲み方 | 21日間服用+7日間休薬 | 21日間服用+7日間休薬 |
※成分量は実薬1錠あたり。
ULDはLDより卵胞ホルモン量が少ない製剤です。ただし、量が少なければ誰にでも適しているとはいえません。不正出血などの症状や治療経過も踏まえて選ぶため、自己判断で切り替えるのは避けましょう。
第二世代のトリキュラーなどは3相性で飲む順番が決まっている
トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユは、実薬のホルモン配合量が3段階に変わる3相性のOCです。シートの表示に従って、決められた順番で服用してください。
例えば、トリキュラー28は、ホルモンを含む実薬21錠と、ホルモンを含まない偽薬7錠で構成されています。偽薬の期間も毎日1錠を飲む仕組みですが、すべての錠剤に有効成分が入っているわけではありません。
- シートのどこから飲み始め、どの順番で服用するか
- 実薬と偽薬を見分けられるか
- 飲む順番を間違えたり、実薬を飲み忘れたりした場合の対応
錠剤の色だけを頼りに、別の薬へ同じ飲み方を当てはめるのは避けましょう。順番を間違えた場合は、薬剤名と服用した錠剤を確認して、処方元や薬剤師に連絡する必要があります。
第三世代のマーベロンなどは1相性だが肌悩みだけで選ばない
マーベロンやファボワールは、実薬のホルモン配合量が一定の1相性のOCです。マーベロンでは、実薬1錠にデソゲストレル0.15mgとエチニルエストラジオール0.03mgが含まれています。
ニキビへの使用が話題になることもありますが、マーベロンの国内で承認された効能は避妊です。肌悩みだけを理由に、ほかのOCより適していると判断することはできません。
マーベロンの電子添文には、レボノルゲストレルなどを含むOCとの血栓症リスクの比較に関する注意があり、ほかのOCが適当でない場合に投与を考慮すると記載されています。
1相性という飲み方の特徴だけでなく、こうした薬剤ごとの注意点も選択の判断材料です。服用を希望する場合は、過去に使ったピルや副作用、持病などを医師に伝えてください。
第四世代のヤーズとヤーズフレックスは飲み方が異なる
ヤーズとヤーズフレックスは、同じ種類のホルモンを含みますが、服用スケジュールが異なる薬です。どちらも超低用量に分類され、避妊目的のOCとは区別する必要があります。
| 薬剤 | 月経困難症での飲み方 | 確認する点 |
|---|---|---|
| ヤーズ | 実薬24錠、偽薬4錠を順に服用する | 偽薬を含む28錠のシートを、決められた順番で続ける |
| ヤーズフレックス | 医師が選択した方法に従い、連続服用と休薬を行う | 24日間服用+4日間休薬、または出血の状況などに応じて最長120日間連続服用する方法がある |
ヤーズフレックスは、服用日数や出血の状況に応じた休薬の判断が必要です。ヤーズと同じ感覚で休薬したり、自己判断で連続服用の日数を変えたりしないでください。
「第四世代だから副作用が少ない」「超低用量だから血栓症の心配がない」とは判断できません。治療目的とリスクの両方を踏まえ、処方する薬と飲み方を医師が決めます。
参考:
PMDA「ヤーズ配合錠」電子添文、
PMDA「ヤーズフレックス配合錠」電子添文
1相性・3相性と21錠・28錠は別の違いを表す
1相性・3相性は実薬のホルモン配合量、21錠・28錠はシート内の錠数を表す区分です。似た言葉でも、比較している内容は同じではありません。
| 区分 | 違い | 例 |
|---|---|---|
| 1相性 | 実薬のホルモン配合量が一定 | マーベロン |
| 3相性 | 実薬のホルモン配合量が3段階に変化 | トリキュラー |
| 21錠タイプ | 実薬21錠を服用した後、錠剤を飲まない休薬期間を設ける製品がある | マーベロン21は、21日間服用後に7日間休薬 |
| 28錠タイプ | 実薬に偽薬を加え、毎日1錠を飲む製品がある | マーベロン28は実薬21錠+偽薬7錠、ヤーズは実薬24錠+偽薬4錠 |
例えば、マーベロン21と28は、実薬に含まれる成分・量は共通です。28錠タイプは偽薬の期間も服用を続けるため、毎日飲む習慣を保ちたい場合の選択肢になります。
ただし、「28錠なら偽薬は7錠」とは限りません。処方時には、実薬と偽薬の内訳、次のシートを始める日まで確認しておきましょう。
参考:
PMDA「マーベロン21・28」電子添文、
PMDA「ヤーズ配合錠」電子添文
低用量ピルの選び方【目的別】
低用量ピルを選ぶ際は、服用する目的を決めたうえで、続けやすい飲み方・必要な診察・支払総額を確認してください。薬剤の選択は、症状や持病、服用中の薬などを踏まえた医師の判断が前提です。
受診前に整理しておくとよい内容を、目的別にまとめました。
| 目的 | 受診前の準備 | 診察・申込み時の確認事項 |
|---|---|---|
| 避妊を希望する | 服用できる時間と、薬の受け取り方法を考える | 服用開始日、飲み忘れ時の対応、処方後の相談先 |
| 生理痛・経血量の悩みを改善したい | 症状の経過、鎮痛薬の使用状況を整理する | 検査の必要性、治療方法、保険適用の可否 |
| ニキビ・肌荒れを相談したい | 使用中の薬と、これまでの治療内容をまとめる | 皮膚科治療の選択肢、ピルを使う目的、併用時の注意 |
| 費用を抑えて続けたい | 希望する薬・処方数量・比較期間をそろえる | 追加費用、通常価格、定期配送の変更・解約条件 |
避妊を重視するなら服用と受け取りを続けやすい方法を選ぶ
避妊目的で服用するなら、毎日の服用に加え、次のシートを切らさず受け取れるかも確認しましょう。通院日や配送予定を把握しておくと、薬の不足を理由に服用スケジュールが途切れる事態を防ぎやすくなります。
休薬後の再開を忘れそうな方は、偽薬を含むタイプについて医師に相談するのも一案です。ただし、錠数や飲み方は薬剤ごとに異なるため、処方された薬の説明を確認してください。
- 毎日服用する時間を決め、アラームなどを設定できるか
- 次回の診察・注文は、残り何錠の時点で必要か
- 配送が遅れたり、予約が取れなかったりした場合の連絡先はどこか
- 飲み忘れが起きた際、薬剤名と服用状況を伝えて相談できるか
オンライン診療を利用する場合も、発送日と到着日は別です。手元の残薬と到着予定を照らし合わせ、間に合わない可能性があれば処方元へ連絡しましょう。
生理痛や経血量がつらいなら検査の必要性も含めて相談する
生理痛や経血量の多さが気になる場合は、希望する薬を決める前に、症状の原因や検査の必要性を婦人科で確認してください。診断によっては、LEP以外の治療を検討する場合もあります。
診察で役立つのは、痛みの有無だけでなく、症状が生活にどう影響しているかという情報です。鎮痛薬を使用している方は、薬の名前や服用回数も記録しておきましょう。
- 月経が始まった日と、痛みが強い日
- 鎮痛薬の名前、服用回数、服用後の痛みの変化
- 経血量について困っていることや、以前と比べた変化
- 学校・仕事・家事を休むなど、生活への影響
保険診療を希望する場合は、予約時に対応の有無を確認してください。診察では、診断名、処方する薬、検査の内容を踏まえて費用の説明を受けることが必要です。
ニキビや肌荒れは現在の治療と服用目的を医師に伝える
ニキビや肌荒れについて相談する際は、現在の治療内容と、避妊・生理痛などの相談も希望するかを医師に伝えましょう。使用中の塗り薬や飲み薬が分かるよう、お薬手帳などを用意してください。
ピルの使用について提案を受けた場合は、何を目的とした処方なのかを確認します。例えば、マーベロンの国内で承認された効能は避妊であり、ニキビ治療ではありません。
ニキビへの使用を提案された場合は、適応外使用であること、期待する効果と限界、費用、副作用、ほかの治療方法について説明を受けてください。
婦人科と皮膚科の両方に通っている方は、それぞれに処方内容を共有しましょう。薬を追加・変更する際も、併用中の薬を伝えたうえで判断してもらう必要があります。
費用を抑えたいなら同じ薬・数量・期間で総額を比べる
料金を比較するときは、同じ薬剤・処方数量・期間で、診察料や送料を含む総額を比べてください。初回限定価格と通常価格、1シート購入とまとめ購入を混在させると、実際の負担を比べにくくなります。
また、28日周期の薬では、12シートは336日分です。「12シート分の支払い」と「1年間の服用に必要な費用」は区別して確認しましょう。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 薬代 | 薬剤名、1シートの錠数、処方数量、通常価格 |
| 診察・検査費用 | 初診料、再診料、検査料、薬の変更時の診察料 |
| 配送などの追加費用 | 送料、システム利用料、支払い方法による手数料 |
| 割引条件 | 初回限定か、対象薬・プラン、まとめ払いの必要性 |
| 定期配送の条件 | 決済日、配送間隔、変更・解約の期限、返金条件 |
まとめ購入を検討する場合は、体質に合わず薬を変更するときの扱いも確認が必要です。価格に加えて、再診の受けやすさや変更時の費用まで把握したうえで申し込んでください。
低用量ピルの処方はオンライン診療と産婦人科のどちらがおすすめ?
通院の負担を減らしたい場合はオンライン診療、症状の原因を調べる検査が必要な場合は対面診療が選択肢です。初めての服用かどうかだけでなく、症状や診療に必要な情報を踏まえて、医師が適した受診方法を判断します。
オンライン診療を行う産婦人科もあるため、「オンライン診療」と「産婦人科」は、診療方法と診療科という別の区分です。ここでは、画面越しの診療と、医療機関を訪れる対面診療の違いを比較します。
| 比較項目 | オンライン診療 | 産婦人科・婦人科の対面診療 |
|---|---|---|
| 受診方法 | スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受ける | 医療機関を訪れて医師の診察を受ける |
| 検査への対応 | 必要な検査を画面越しに完結できない場合は、対面受診などの案内を受ける | 診療内容や設備に応じて、必要な検査を受けられる |
| 薬の受け取り | 配送や薬局での受け取りなど、医療機関の案内に従う | 院内処方または薬局での受け取りなど |
| 受診前の確認 | 初診対応、診療時間、対面診療への切り替え方法、配送条件 | 予約方法、診療時間、検査への対応、薬の取り扱い |
| 主な費用項目 | 薬代、診察料、送料、システム利用料など | 薬代、診察料、検査料、調剤にかかる費用など |
オンライン診療でも、診察の結果によっては処方されず、対面受診が必要になる場合があります。申し込む前に、処方されなかった場合の費用や、検査・対面受診が必要になった際の案内を確認してください。
参考:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
オンライン診療は通院の負担を減らしたい人の選択肢になる
仕事や学校で通院時間を取りにくい方は、オンライン診療を検討できます。ただし、受診できるかは、医師が症状や既往歴などを確認したうえで判断するため、希望すれば必ず利用できるわけではありません。
初めて服用する場合も、初診に対応する医療機関で相談できることがあります。現在の症状、持病、喫煙、服用中の薬、過去の検査結果などは、問診や診察で正確に伝えてください。
- 初診からの相談に対応しているか
- 医師と映像・音声でやり取りできる環境を用意できるか
- 必要な検査や対面受診について、どのような案内を受けられるか
- 処方後の再診方法と、体調が変化した場合の連絡先が明確か
- 薬の受け取り方法と到着予定を確認できるか
メールやチャットだけのやり取りは、オンライン診療とは異なります。相談窓口のチャットと、医師による診察を区別して利用しましょう。
また、継続処方であっても、必要な検診を省けるわけではありません。処方された薬に応じて、検診の時期と受診先を医師に確認することが必要です。
参考:
厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」、
PMDA「マーベロン21・28」電子添文
検査が必要な症状や不正出血がある場合は対面診療を検討する
生理痛が強い、経血量が増えた、不正出血が続くといった場合は、原因を調べる検査も含めて産婦人科・婦人科で相談してください。問診だけでは判断できず、対面での診察や検査が必要になることもあります。
対面診療は、医師が必要と判断した診察や検査を受けられる点が特徴です。ただし、受診した方全員に同じ検査を行うわけではなく、内容は症状や診療上の必要性によって決まります。
初めての服用だから必ず対面、継続処方だから必ずオンラインと決める必要はありません。症状の変化や検査の必要性に応じて、医師と受診方法を相談してください。
持病があり別の医療機関で治療を受けている方は、お薬手帳や検査結果を持参しましょう。服用中の薬と治療経過を共有すると、処方可否を判断する材料になります。
オンライン診療から対面受診を案内された場合は、これまでの説明や処方内容を受診先にも伝えてください。
診察を受けずに通販や個人輸入で購入するのは避ける
低用量ピルは、国内の医療機関で診察を受け、処方された薬を使用してください。オンライン診療後に薬が配送される仕組みと、診察なしで海外通販などから購入する方法は別です。
厚生労働省は、個人輸入した医薬品について、品質・有効性・安全性が国内で確認されたものとは限らず、偽造品などが含まれるおそれがあると注意喚起しています。薬の名前や外箱が似ていても、中身や保管状態まで確認できるわけではありません。
- 表示どおりの成分・品質である保証がない
- 外国語の説明だけでは、用法や注意事項を十分に把握できない場合がある
- 自分の持病や併用薬に合うか、購入画面だけでは判断できない
- 個人輸入した医薬品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象にならない
「診察不要」「安く買える」という条件だけで入手先を選ぶのは避けましょう。まずは医療機関で処方の可否を確認し、服用後の相談先も把握したうえで治療を始めてください。
参考:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
低用量ピルの料金の目安と比較ポイント
低用量ピルの費用は、自費診療か保険診療か、どの薬を何シート処方されるかによって異なります。薬代だけでは支払額が分からないため、診察料・送料・検査料などを含めて確認してください。
また、治療に使うLEPでも、自費診療で処方される場合があります。「この薬なら必ず保険が使える」「オンラインなら必ず自費」とは限りません。
| 費用区分 | 主なケース | 確認する費用 |
|---|---|---|
| 自費診療のOC | 避妊目的の処方 | 医療機関が設定する薬代・診察料・送料など |
| 保険診療のLEP | 月経困難症など、薬剤の適応に沿った治療 | 自己負担割合に応じた薬代・診察料・検査料・調剤にかかる費用など |
| 自費診療のLEP | 自費診療として処方を受ける場合 | 医療機関が設定する薬代・診察料・送料など |
自費診療の価格は医療機関ごとの設定です。以下の料金例を全国共通の相場として扱わず、希望する薬と処方条件に合うかを確認しましょう。
自費診療は1シートの薬代と追加費用を分けて確認する
自費診療の料金は、同じ薬でも決済プランや処方数量によって変わります。広告に表示された1シートあたりの金額に加え、実際に一度に支払う額も確認してください。
例えば、スマルナ公式のファボワール錠28の料金は、次のとおりです。
| 比較項目 | 1シートずつ決済プラン | 12シート一括決済プラン |
|---|---|---|
| 薬代 | 1回2,980円 | 12シート分28,560円 |
| 1シートあたりの薬代 | 2,980円 | 2,380円 |
| 診察料 | 0円 | 0円 |
| 送料 | 配送1回につき550円 | 無料 |
| 12シート分の総額 | 42,360円 (2,980円+550円)×12回 |
28,560円 |
※すべて税込。2026年10月19日確認。クーポンを使わない通常料金の例です。1シートずつ決済プランは、1シートごとに12回配送される条件で計算しています。定期便の変更・解約条件は、申込み前に公式案内をご確認ください。
12シート一括決済は1シートあたりの薬代が低い一方、まとまった支払いが必要です。初めて服用する方は、薬が合わず変更するときの対応や返金条件も確認したうえで選びましょう。
保険適用は診断・薬剤の適応・受診先の対応を確認する
月経困難症などの治療で、薬剤の適応に沿ってLEPが処方される場合は、保険診療の対象になることがあります。避妊目的のOCは自費診療です。
ただし、生理痛やPMSがあるという理由だけで、すべてのピル処方に保険が使えるわけではありません。診断や処方する薬に加え、受診先が保険診療に対応しているかも確認が必要です。
- 受診先が、月経困難症などの保険診療に対応しているか
- 診断された病気と、処方する薬の適応が合っているか
- 診察・検査・薬の受け取りまでに、どの費用がかかるか
- 保険資格の確認に必要なものを準備できるか
保険診療の負担額は、薬代だけでは決まりません。自己負担割合、処方数量、診察や検査の内容などで支払額が変わるため、受診先で費用の内訳を確認してください。
保険診療を受ける際は、マイナ保険証または有効な資格確認書などを用意しましょう。オンラインの場合は、保険資格をどのように確認するか、事前に医療機関の案内を確認する必要があります。
参考:
日本産科婦人科学会「月経前症候群・月経前不快気分障害に対する診断・治療指針」、
厚生労働省「資格確認書について」
継続費用は12シート分と1年間を区別して計算する
28日周期で服用する薬では、12シート分は336日分であり、1年間分ではありません。「月額」と表示されていても、何日分の薬代を指すのか確認してください。
例えば、マーベロン28は実薬21錠と偽薬7錠の計28錠を1周期として服用します。この場合、13シートで364日分です。
| 比較したい期間・数量 | 計算方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 12シート分 | 薬代12シート分+期間中の診察料・送料など | 28日周期なら336日分。年間費用とは区別する |
| 13シート分 | 薬代13シート分+期間中の診察料・送料など | 28日周期なら364日分。13シート目に同じ価格が適用されるか確認する |
| 1年間の支払額 | 比較開始日から1年間に発生する薬代・診察料・送料・検査料などを合計する | まとめ払いでは、支払う時期と薬を使う期間が一致しない場合がある |
連続服用や休薬の方法が異なる薬には、同じ計算をそのまま当てはめられません。まず処方された飲み方と必要な数量を確認し、その数量にかかる費用を計算しましょう。
継続時は、次回の通常価格、診察・検査の予定、配送回数も確認してください。初回割引がある場合は、割引終了後にいくらかかるかまで把握すると、無理なく続けられるか判断しやすくなります。
低用量ピルを選ぶ前に確認すべき副作用と注意点
低用量ピルには、吐き気・頭痛・不正出血などの副作用と、血栓症などの重大な副作用があります。服用前に、体調が変化したときの相談先と、服用を中止して受診すべき症状を確認してください。
副作用が出たときの対応は、症状によって異なります。血栓症が疑われる場合は、服用を中止して速やかに医療機関へ相談する必要があります。
| 症状・状況 | 取るべき対応 |
|---|---|
| 吐き気や少量の不正出血などが気になる | 症状の程度や経過を処方元へ伝え、継続・変更の判断を受ける |
| 脚の痛み・腫れなど、血栓症が疑われる | 服用を中止し、症状が軽くても直ちに医師などへ相談する |
| 突然の息切れ・胸痛、激しい頭痛、手足の麻痺、急な視力障害などがある | 直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診する |
※症状だけで副作用の種類を自己診断するための表ではありません。判断に迷う場合も医療機関へ相談してください。
参考:
PMDA「マーベロン21・28」電子添文、
PMDA「ヤーズフレックス配合錠」電子添文
飲み始めは吐き気・頭痛・不正出血が起こることがある
服用中に吐き気・頭痛・不正出血・乳房の張りなどが現れることがあります。症状の種類や強さ、続く期間は人によって異なるため、同じ薬でも経過は一様ではありません。
不調が続く場合や生活に支障がある場合は、我慢せず処方元に相談してください。医師が症状を確認し、必要に応じて薬の変更や診察・検査を検討します。
- 服用中の薬剤名と、飲み始めた日
- 症状が出た日時、強さ、続いている期間
- 出血の量や、痛みなどほかの症状の有無
- 飲み忘れ、嘔吐・下痢、ほかの薬の使用状況
頭痛や吐き気を、飲み始めによくある不調と決めつけないことも必要です。突然の激しい頭痛や、手足の脱力・見えにくさなどを伴う場合は、次の緊急時の対応に従ってください。
血栓症が疑われる場合は服用を中止し、緊急症状では救急受診する
血栓症が疑われる症状が現れた場合は、服用を中止して直ちに医師などへ相談してください。突然の息切れや胸痛など、緊急対応が必要な症状では救急医療機関を受診します。
マーベロンやヤーズフレックスの電子添文では、次の症状を緊急対応が必要な血栓症の主な症状として挙げています。
- 脚の急な強い痛み・腫れ
- 突然の息切れ・胸の痛み
- 激しい頭痛
- 手足の脱力・麻痺、言葉をうまく話せない状態
- 急に見えにくくなるなどの視力障害
緊急症状があるときは、処方元の診療開始やチャットの返信を待たずに受診してください。受診先には、ピルを服用していること、薬剤名、症状が出た時刻を伝えましょう。
喫煙や持病などのリスク因子がない方にも、血栓症が起こる可能性はあります。「自分は若いから大丈夫」と判断せず、服用前に渡される説明書も確認することが必要です。
参考:
PMDA「マーベロン21・28」電子添文「重要な基本的注意」、
PMDA「ヤーズフレックス配合錠」電子添文「警告」
喫煙・片頭痛・持病・服用中の薬は診察時に必ず伝える
喫煙、片頭痛、持病、服用中の薬によっては、低用量ピルを処方できない場合があります。「注意すれば服用できる」と一律に考えず、問診では病名や症状まで具体的に伝えてください。
例えば、マーベロンやヤーズフレックスの電子添文では、以下の条件などが禁忌、つまり投与してはいけない条件に該当します。
| 禁忌に該当する例 | 診察で伝える情報 |
|---|---|
| 35歳以上で1日15本以上の喫煙 | 年齢、現在の喫煙本数 |
| 前兆を伴う片頭痛 | 頭痛の前に光がちらつくなどの症状があるか |
| 血栓性静脈炎・肺塞栓症など、電子添文に記載された病気やその既往歴 | 診断名、治療を受けた時期、現在の治療内容 |
| 血管病変を伴う糖尿病 | 糖尿病性腎症・網膜症などの合併症の有無 |
※禁忌の一部を示した例であり、すべての条件を網羅していません。該当しない方でも、診察の結果によって処方されない場合があります。
このほか、高血圧、肝臓や腎臓の病気、妊娠の可能性、授乳、手術予定なども申告が必要です。服用中に新しい薬を使い始めたり、手術が決まったりした場合も、処方元へ連絡しましょう。
処方薬だけでなく、市販薬やサプリメントも確認の対象です。お薬手帳や商品名の分かるものを用意すると、飲み合わせの確認に役立ちます。
参考:
PMDA「マーベロン21・28」電子添文「禁忌」、
PMDA「ヤーズフレックス配合錠」電子添文「禁忌」
低用量ピルは性感染症を防ぐ薬ではない
低用量ピルには性感染症を予防する効果はありません。避妊目的でOCを服用している場合も、感染予防にはコンドームを使用してください。
服用できているかという避妊の確認と、感染を防ぐための対策は別です。ピルを飲んでいることを理由に、性感染症への対策を省かないようにしましょう。
性感染症への不安や気になる症状がある場合は、婦人科・泌尿器科・性感染症外来などで相談し、検査の必要性と適した時期を確認してください。
低用量ピルを利用する上での注意点
低用量ピルは、処方を受けた後も、体調の変化や飲み忘れについて相談できる診療先を選んでください。薬の知名度や価格だけでは、服用後に必要な対応まで判断できません。
特に初めて服用する方は、薬が合わなかった場合の相談方法や、変更にかかる費用も確認しておきましょう。
| 確認する場面 | 把握しておきたいこと |
|---|---|
| 薬が合わないと感じたとき | 再診の予約方法、症状の伝え方、薬の変更時の費用 |
| 飲み忘れたとき | 処方された薬に応じた対処法と相談先 |
| 検査や対面受診が必要になったとき | 受診先の案内や、診療情報を共有する方法 |
人気の種類でも体質に合わない場合がある
口コミやランキングで見かける薬でも、自分の体質に合うとは限りません。服用後に不調が続く場合は、薬剤名、症状が始まった時期、生活への影響を処方元に伝えてください。
薬を変更する際も、別の薬を飲み始める日や追加の避妊が必要かを確認する必要があります。余っている薬へ自己判断で切り替えるのは避けましょう。
突然の息切れ・胸痛、激しい頭痛など、血栓症を疑う緊急症状がある場合は、直ちに服用を中止して救急医療機関を受診してください。通常の再診日や薬の変更についての返答を待たず、すぐに受診してください。
ランキングを見るときは処方後の診療体制も確認する
診療先の比較では、初回の料金や予約の取りやすさに加え、処方後の再診方法も確認しましょう。ランキングの順位だけでは、困ったときに誰へ、どの方法で相談できるかまでは分かりません。
「相談窓口あり」という案内を見つけた場合も、受付時間や対応者、医師の診察が必要なときの手順を確認してください。
| 確認項目 | 具体的に確認すること |
|---|---|
| 相談窓口 | 受付時間、連絡方法、医師・薬剤師・スタッフの誰が対応するか |
| 再診 | 予約方法、診療時間、再診料の有無 |
| 薬の変更 | 診察の必要性、変更できる時期、追加費用 |
| 対面診療との連携 | 検査や対面受診が必要になった場合の案内方法 |
チャットの相談窓口と、医師による診察は別です。オンライン診療はメールやチャットだけでは行えないため、再診が必要になった場合の受診方法も把握しておきましょう。
参考:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
初めての服用では飲み方と受診目安の説明を受ける
初めて服用する方は、飲み始める日、飲み忘れた場合の対応、副作用が出た場合の受診目安を確認してください。説明を聞いて分からない点があれば、その場で質問し、後から見返せる説明書も受け取りましょう。
薬剤によって服用方法が異なるため、別の薬について書かれた体験談やSNSの情報を、そのまま当てはめることはできません。
- 薬の正式名称と、処方された目的
- 服用開始日、飲む順番、休薬・偽薬の扱い
- 飲み忘れや嘔吐・下痢があった場合の対応
- 通常の相談でよい症状と、直ちに受診すべき症状
- 次回の診察・検診の時期と連絡先
説明書や相談先は、服用中にすぐ確認できる場所へ保管してください。診察後に疑問が出た場合も、自己判断で飲み方を変えず、処方元や薬剤師に確認することが必要です。
低用量ピルに関するよくある質問
低用量ピルの選び方や服用中の疑問について回答します。開始日や飲み忘れへの対応は薬剤によって異なるため、処方された薬の説明を確認してください。
ピルの人気ランキングはありますか?
人気ランキングを掲載したサイトはありますが、順位だけで自分に合う薬を判断することはできません。調査対象や評価基準によって順位が変わるため、何を根拠に比較しているかを確認してください。
- 処方数・利用者数・アンケートなど、順位の根拠が示されているか
- 調査時期と対象者、比較した薬やサービスが明確か
- 薬剤の比較と、診療サービスの比較が区別されているか
人気や口コミは、処方可否を決める根拠にはなりません。服用目的と既往歴、併用薬などを医師に伝え、候補を相談しましょう。
低用量ピルを飲んでいて中出しした場合の妊娠確率は?
腟内射精を伴う1回の性行為について、妊娠確率を一律の数字で示すことはできません。服用している薬、開始日、飲み忘れ、嘔吐・下痢、併用薬などによって判断が変わります。
避妊効果として紹介される数値には、一定期間の使用を通じた妊娠率も含まれます。その数値を、そのまま1回の性行為の妊娠確率に置き換えることはできません。
- 服用中の薬剤名と、服用を始めた日
- 飲み忘れた実薬の数と、最後に服用した日時
- 性行為の日時と、コンドームの使用状況
- 嘔吐・激しい下痢、併用薬の有無
飲み忘れなどがあり避妊できていたか不安な場合は、緊急避妊の必要性も含めて速やかに医師へ相談してください。妊娠の有無は、服用状況だけでは確定できません。
低用量ピルをやめると胸は小さくなりますか?
低用量ピルをやめると、必ず胸が小さくなるわけではありません。服用中の乳房の張りや痛みは副作用として報告されていますが、中止後に胸の大きさがどう変わるかを一律には予測できません。
胸の大きさを変える目的で服用を続けたり、自己判断で薬を変更したりするのは避けてください。
痛みや張りが続く、しこりや乳頭からの分泌物がある場合は、ピルの影響と決めつけず、処方元や乳腺外科へ相談してください。
低用量ピルは糖尿病でも飲めますか?
糖尿病がある場合は、血糖管理の状況や合併症などを踏まえて、医師が処方可否を判断します。「糖尿病でも飲める」と一律にはいえません。
例えば、マーベロンやヤーズフレックスでは、糖尿病性腎症・糖尿病網膜症など、血管病変を伴う糖尿病は禁忌です。血管病変がない場合も、自己判断で服用を始めず、糖尿病の主治医と処方医に相談してください。
- 糖尿病の治療内容と、最近の血糖・HbA1cなどの検査結果
- 腎症・網膜症などの合併症の有無
- 高血圧や脂質異常症、喫煙の有無
- 使用中の薬と、通院している医療機関
お薬手帳や検査結果を用意すると、治療状況を共有しやすくなります。処方された場合も、必要な血糖管理や検診について確認しましょう。
参考:
PMDA「マーベロン21・28」電子添文、
PMDA「ヤーズフレックス配合錠」電子添文
低用量ピルはいつから効果が期待できますか?
避妊については薬剤と服用開始日、治療については対象の症状によって確認する内容が異なります。「飲み始めて何日目から」と、すべての目的に共通する日数を示すことはできません。
例えば、マーベロンの電子添文では、初めて服用する場合は月経第1日目から開始し、それより遅れた場合は最初の1週間にほかの避妊法を併用するとされています。これはマーベロンの説明であり、別の薬にそのまま当てはめないでください。
| 服用目的 | 処方時に確認すること |
|---|---|
| 避妊 | 服用開始日、追加の避妊が必要な期間、飲み忘れ時の対応 |
| 月経困難症などの治療 | 改善を確認する症状、次回の診察時期、症状が続く場合の相談目安 |
治療目的で服用する場合は、痛みや生活への支障を記録して再診時に伝えましょう。効果が感じられない場合も、自己判断で量を増やさず、処方元に相談することが必要です。
参考:PMDA「マーベロン21・28」電子添文「用法及び用量に関連する注意」
低用量ピルを飲み忘れたらどうすればいいですか?
薬剤名、飲み忘れた実薬の数、シート内の位置を確認し、その薬の説明書や処方時の指示に従ってください。実薬と偽薬では扱いが異なるため、錠数だけで判断しないことが必要です。
また、同じ日数の飲み忘れでも、薬剤によって中止・再開などの指示が異なります。ほかのピルの対処法を当てはめたり、何日分もまとめて飲んだりするのは避けましょう。
- 薬の正式名称と、飲み忘れたのが実薬か偽薬か
- 飲み忘れた数、最後に服用した日時、シートの何錠目か
- 直近の性行為の日時と、コンドームの使用状況
- 説明書に記載された対応と、追加の避妊の必要性
対応が分からない場合は医師や薬剤師へ連絡し、避妊できていたか不安な性行為がある場合は、緊急避妊についても速やかに相談してください。
参考:
PMDA「マーベロン21・28」電子添文、
PMDA「ヤーズフレックス配合錠」電子添文
低用量ピルは目的と体質に合うものを医師に相談して選ぼう
低用量ピルは、避妊・月経困難症などの服用目的と、体質や持病を踏まえて医師と選びましょう。世代や知名度だけで、自分に合う種類を判断することはできません。
種類を比べる際は、OC・LEPの区分に加え、ホルモン量、飲む順番、休薬・偽薬の有無も確認してください。PMSやニキビについて相談する場合も、期待する効果と国内の承認効能・保険適用は分けて考える必要があります。
| 選ぶ際のポイント | 確認する内容 |
|---|---|
| 目的と体質 | 服用したい理由、症状、持病、喫煙、併用薬 |
| 薬の違い | 承認された用途、成分、ホルモン量、服用方法 |
| 費用 | 保険適用の可否、薬代・診察料・送料などを含む総額 |
| 診療体制 | 再診方法、検診の予定、体調が変化した場合の相談先 |
低用量ピル選びで迷ったら目的・料金・相談しやすさを整理する
候補を絞れない場合は、服用目的、継続費用、処方後の相談方法から整理してください。避妊を希望するのか、生理痛などの症状を治療したいのかを伝えることが、薬を選ぶ出発点です。
費用は、同じ薬・数量・期間にそろえて比較します。28日周期の薬では12シートは336日分なので、12シート分の料金をそのまま年間費用として扱わないようにしましょう。
- 相談したい症状と、服用する目的を伝えられるか
- 通常価格と追加費用、一度に支払う金額を把握しているか
- 薬が合わない場合の再診方法や変更条件を確認したか
受診方法は症状や検査の必要性に応じて相談する
通院の負担を減らしたい場合はオンライン診療、検査が必要な症状がある場合は対面診療を検討してください。初回か継続かだけで分けず、医師と相談して受診方法を決めることが必要です。
生理痛や不正出血、持病などがある方は、症状の経過や治療内容をまとめて受診しましょう。お薬手帳や検査結果も、処方可否を判断する材料になります。
飲み方に迷った場合や体調が変化した場合に、どこへ連絡するかを確認してください。突然の息切れ・胸痛などの緊急症状があるときは、服用を中止し、通常の再診日を待たずに救急医療機関を受診しましょう。
低用量ピルを始めたい方は、服用目的と現在の体調、持病や使用中の薬を整理し、産婦人科・婦人科またはオンライン診療で相談してください。
