介護福祉士が目指せる専門学校は、厚生労働省指定の養成校の中から実習先のなかに希望する就職先がある学校を選びましょう。
2 資格取得方法
都道府県知事が指定する介護福祉士養成施設等において必要な知識及び技能を修得する「養成施設ルート」
引用:厚生労働省「介護福祉士の資格の概要」
介護福祉士の国家資格は、厚生労働省が定める養成施設ルート・実務経験ルートなど複数の取得方法があり、その中でも専門学校は体系的に介護士に必要な知識や実習が学べます。
特に実習については、実習時間数や実習内容が国の基準で定められている点が特徴です。
本記事では、介護福祉士を目指せるおすすめの専門学校や、専門学校で介護福祉士を目指すメリットを解説します。
介護福祉士を目指せる専門学校
介護福祉士を目指せる専門学校を厳選して紹介します。
介護福祉士を目指せる専門学校
保育・介護・ビジネス名古屋専門学校
保育・介護・ビジネス名古屋専門学校は、2年制の介護福祉学科があり、卒業時に 介護福祉士国家試験の受験資格 を取得できる専門課程として整っています。
また、文部科学省の認定する職業実践専門課程に位置づけられており、現場実践を重視したカリキュラムが特徴です。
クラス担任制で国家試験対策が組織的に行われ、過去には国家試験合格率が高い実績を出すなど、基礎からしっかり学べる環境が整っています。
さらに、希望者は本校内外の編入進学制度を利用して 社会福祉士 や 大学学士 など、福祉関連の上位資格取得や進学の道も選べるため、将来的に介護だけでなく広い分野で活躍するキャリアパスも描きやすいです。
こうした実践教育・資格取得サポート・進路の多様性が介護福祉士を目指す人にとって大きな魅力となっています。
| 名称 | 保育・介護・ビジネス名古屋専門学校 |
| 連絡先 | 052-222-5631(代表) |
| 所在地 | 愛知県名古屋市中区丸の内2-6-4 |
沖縄福祉保育専門学校
沖縄福祉保育専門学校は、介護の専門知識と技術を体系的に学べる2年制の課程として設置されており、介護福祉士国家試験に必要な学習内容をカバーする教育が提供されています。
また、地域福祉の視点を取り入れた授業や沖縄ならではの文化・行事体験を通じて、福祉サービスを提供する人間力や地域理解力も育成しています。
実習では施設や在宅介護現場での体験を通じて、授業で学んだ技術を 実践的に応用する力 が養える点も大きなメリットです。
こうした総合的な学びにより、介護福祉士として現場で通用する知識・技術・人間性をバランス良く身につけられるのが大きな強みです。
| 名称 | 沖縄福祉保育専門学校 |
| 連絡先 | 沖縄県那覇市久米1-5-17 |
| 所在地 | 098-868-5796 |
松下看護専門学校
松下看護専門学校は、「人の生活を支える看護」を重視した教育方針で、高齢者や慢性期・在宅領域に強い実践力を養えます。
病院だけでなく、働きながら健康管理が必要な人や在宅で生活する人を対象看護を経験できるため、介護現場で求められる「生活支援+医療の視点」の両方を身につけやすい環境です。
また、解剖生理・疾患・医療的ケアなどの基礎医学を1年からじっくり学べるため、介護福祉士として医療職と連携する際にも専門職同士でしっかりコミュニケーションできる知識レベルを獲得しやすいことも強みです。
看護師資格をベースに、将来的に介護施設・在宅介護領域で活躍したい人にとって、医療・生活・地域をつなぐ視点を育ててくれる学校としておすすめできます。
| 名称 | 松下看護専門学校 |
| 連絡先 | 大阪府守口市早苗町7番10号 |
| 所在地 | 06-6991-0331 |
介護福祉士資格取得の2つの方法
介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に基づく国家資格であり、取得方法は大きく分けて進学と就職の2つの方法があります。
引用:独立行政法人福祉医療機構「介護福祉士」
いずれの方法でも最終的には国家試験の受験が必要であり、法律で定められた条件を満たさなければ受験資格は得られません。
進学ルートは厚生労働省が指定する「介護福祉士養成施設」を卒業する方法で、もう一方は介護現場で一定期間働きながら要件を満たす就職ルートです。
最短で介護福祉士を目指すなら専門学校などの進学、お金をかけずに資格取得するなら就職することがおすすめです。
ここでは、介護福祉士資格取得の2つの方法について、具体的に解説します。
進学|養成施設卒業時に国家試験を受験
進学ルートでは、厚生労働省が指定する介護福祉士養成施設(専門学校・短期大学・大学など)に入学し、原則2年以上の課程を修了することで国家試験の受験資格を得られます。
養成施設では、介護技術、医療的ケア、認知症理解、社会福祉制度など、国家試験出題基準に基づいたカリキュラムが組まれています。
また、一定時間以上の介護実習が必修とされているため、学習内容と実務の両面から介護福祉士として必要な能力を体系的に習得できるのが特徴です。
就職|3年以上の実務経験+実務者研修後に国家試験を受験
就職ルートでは、介護施設や事業所で介護業務に従事し、3年以上かつ従事日数540日以上の実務経験を積む必要があります。
そのうえで、450時間の「実務者研修」を修了すると国家試験の受験が可能です。
実務者研修では、介護過程の展開や医療的ケアなど、国家資格取得を前提とした専門的内容が扱われています。
すでに介護職として働いている人を対象とした制度であり、実務経験と座学を組み合わせて資格取得を目指す仕組みとなっています。
専門学校と他のルートの違い
専門学校を含む養成施設ルートと就職ルートの最大の違いは、「受験資格を得るまでのプロセス」です。
専門学校では、入学後に定められた教育課程を修了することで受験資格を得られます。
一方、就職ルートでは、一定年数の実務経験と実務者研修修了が必須条件です。
養成施設は教育を中心とした制度設計であるのに対し、就職ルートは就業を前提とした制度です。
どちらも国家試験の合格が必要ですが、学習環境や資格取得までの時間的な進め方に明確な違いがあります。
介護福祉士を目指して専門学校に通うメリット
介護福祉士を目指して専門学校に通うメリットは「短期間で資格取得できる」「学費を抑えられる点」です。
厚生労働省が指定する専門学校では、介護に必要な知識・技術・倫理を体系的に学ぶカリキュラムが組まれており、修了することで国家試験の受験資格を得ることが可能です。
介護福祉士を目指す方法はいくつかありますが、専門学校では2年間という短期間で学費を抑えて介護福祉士の資格取得を目指せるのがメリットと言えるでしょう。
ここでは、具体的に専門学校で介護福祉士を目指すメリットを3つ解説します。
2年の最短ルートで介護福祉士を目指せる
介護福祉士養成施設である専門学校の修業年限は、原則として2年と定められています。
この2年間で、介護技術・医療的ケア・認知症理解・生活支援など、国家試験に必要な知識を集中的に学びます。
就職の実務経験ルートで介護福祉士を目指す場合、原則3年以上の実務経験と実務者研修の修了と時間がかかりますが、専門学校ルートは、最短期間で受験資格を得られる点が明確なメリットです。
また、カリキュラムには一定時間以上の介護実習が必須とされており、机上の学習だけでなく、現場に即した経験を2年間で積める仕組みになっています。
学費を抑えられる
専門学校の学費は学校や地域によって差がありますが、一般的には2年間で200万〜300万円前後が一つの目安とされています。
大学(4年制)と比較すると、在学期間が短いため、総額での学費負担は抑えやすい傾向があります。
さらに、介護分野は人材不足が続いていることから、教育訓練給付制度や自治体独自の奨学金、修学資金貸付制度など、公的支援制度が比較的充実しているのも特徴です。
これらの制度を活用すれば、条件を満たすことで学費の一部または全額が返還免除になるケースもあります。
就職に有利になる
厚生労働省指定の専門学校では、就職支援がカリキュラムの一部として組み込まれていることが一般的です。
多くの学校では、実習先の介護施設や医療機関と継続的な連携があり、実習を通じて就職につながるケースも少なくありません。
また、介護福祉士は国家資格であるため、無資格者と比較して求人の選択肢が広がるという点は、厚生労働省の職業情報提供サイトなどでも示されています。
資格保有者を募集条件としている施設も多く、専門学校卒業と同時に資格取得を目指せることは、就職活動において有利な要素といえるでしょう。
介護福祉士を目指せる専門学校の選び方
介護福祉士を目指せる専門学校を選ぶ際は、学校の知名度や立地だけで判断するのではなく、国が定めた制度要件を満たしているかを基準に比較することが重要です。
介護福祉士は国家資格であり、どの学校を卒業してもよいわけではありません。
実習内容や実習先の質などを確認して、厚生労働省が指定した制度要件を満たしているかを確認しましょう。
ここでは、介護福祉士を目指せる専門学校の選び方のポイントを3つ解説します。
厚生労働省指定の養成施設か確認する
介護福祉士を専門学校で目指す場合、厚生労働省が指定した「介護福祉士養成施設」かどうかを必ず確認する必要があります。
介護福祉士国家試験の受験資格は、厚生労働省令に基づき、指定養成施設で2年以上の課程を修了した者にのみ与えられます。
指定を受けていない学校では、卒業しても国家試験を受験できません。
指定の有無は、学校公式サイトや厚生労働省が公表している養成施設一覧で確認できます。
実習内容・実習先の質を見る
介護福祉士養成施設では、カリキュラムの中に450時間以上の介護実習が義務付けられています。
これは厚生労働省が定める基準で、すべての指定養成施設に共通です。
ただし、実習の「質」は学校ごとに異なります。
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、障害福祉施設など、複数分野の実習先を確保している学校は、幅広い現場経験を積める可能性があります。
実習先の種類や受け入れ実績は、学校パンフレットや公開資料で数値として示されていることが多く、比較材料として有効です。
国家試験サポート体制を確認する
介護福祉士国家試験は、筆記試験のみで実施され、毎年厚生労働省から出題基準が公表されています。
専門学校を選ぶ際は、国家試験対策がカリキュラムに組み込まれているかを確認することが重要です。
具体的には、模擬試験の実施回数、過去問題演習の時間数、合格率の公開有無などが判断材料になります。
多くの学校では、国家試験合格率を公式に公表しており、厚生労働省が発表する全国平均と比較することで、サポート体制の水準を客観的に把握できます。
介護福祉士を目指せる専門学校は実習内容や実習の質で選ぼう
介護福祉士を目指せる専門学校を選ぶ際に重視すべきポイントは、実習内容と実習の質です。
実習は単なる見学ではなく、介護計画の作成補助や利用者対応など、実務に近い内容が含まれています。
しかし、同じ指定養成施設であっても、実習先の種類(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、病院など)や指導体制には差があります。
就職後の業務内容は実習経験と密接に関係するため、実習の質が高い学校ほど、現場適応力を身につけやすいです。
学費や立地だけで判断せず、実習内容・実習先・教育体制を客観的に比較することが、資格取得と安定した就職につながる選び方につながるでしょう。