産婦人科では、ピルの処方だけを目的に受診できます。低用量ピルを処方してもらうには医師の診察が必要ですが、内診は必ず行う検査ではありません。
予約や受付では「ピルの処方を希望しています」と伝えれば大丈夫です。避妊のためか、生理痛などの治療のためかに加え、初めての服用か継続かも伝えると、受診の案内を受けやすくなります。
受診前に確認したい3つのこと
- 診察・検査:内診が不安な場合は予約時に伝える。症状によっては検査が必要になる。
- 費用:薬代だけでなく、初診料・再診料・必要な検査料を含む金額を確認する。
- 保険適用:避妊目的は自由診療。月経困難症などの治療では、診断や処方薬などの条件を満たすと保険診療の対象になる。
通院時間を取りにくい方は、オンライン診療も選択肢の一つです。ただし、診察の結果によっては対面での受診や検査が必要で、薬が届くまでの時間も確認しておく必要があります。
この記事では、産婦人科でピルをもらう際の診察・費用・保険適用の条件と、予約から受け取りまでの流れを解説します。

運営会社・編集部について
この記事の確認体制
本記事は、一般社団法人賢寿医療が運営するON-CLINICの編集部が、公式サイト・提携医療機関情報・料金表・各種公表情報を確認し、AGA治療・ピル処方・GLP-1処方に関する料金、キャンペーン条件、治療内容、自由診療の注意点を整理したものです。
確認日:2026年10月01日
運営:ON-CLINIC
編集:オンクリコラム編集部
医療情報確認:医師または医療専門家
参照:公式サイト/提携医療機関情報/料金表/各種公表情報
住所:〒1160014東京都荒川区東日暮里5丁目48-2 第一ビル7階
法人番号:3011505002626
産婦人科はピルの処方だけでも受診できるが診察は必要
産婦人科では、ほかの症状の相談や検診を受けずに、ピルの処方だけを目的とした受診も可能です。ただし、低用量ピルを処方してもらうには医師の診察を受ける必要があります。
「ピルだけほしい」と伝えることに遠慮はいりません。内診への不安や、継続して服用している薬がある場合も、予約時や診察時に伝えてください。
ピルの処方を受ける際の確認事項
低用量ピルの処方には医師の診察が必要
低用量ピルは、薬だけを自由に購入するのではなく、医師が体調や服用目的を確認したうえで処方する薬です。避妊のために服用したい場合も、診察を受けて相談できます。
問診では、持病や服用中の薬、喫煙の有無などを確認します。処方できるかどうかは個人の健康状態によって異なるため、以前に服用した経験があっても、現在の体調を正確に伝えることが必要です。
低用量ピルと緊急避妊薬は入手方法が異なる
- 低用量ピル:医師の診察・処方を受ける。
- 一部の緊急避妊薬:2026年2月2日から、対応する薬局等で薬剤師による確認・説明を受けて購入できる。
緊急避妊が必要な場合は、低用量ピルの受診方法と区別して、医療機関や対応薬局へ連絡してください。薬局へ向かう前に、在庫と販売できる薬剤師の勤務状況を電話で確認すると、受け取り先を探しやすくなります。
参考:厚生労働省「要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧」
内診なしでピルを処方してもらえる場合もある
ピルの処方を希望しても、必ず内診を受けるわけではありません。医師が問診などで健康状態を確認し、服用目的や症状に応じて検査の必要性を判断します。
内診が不安な場合に伝えたいこと
- 内診を避けたい、検査の前に説明を受けたいという希望。
- 生理痛の程度、不正出血など、現在気になっている症状。
- 性交経験の有無など、検査方法を判断するために医師から尋ねられた内容。
生理痛の原因を調べる場合や、不正出血などの症状がある場合は、内診や超音波検査などが必要になることもあります。「内診を受けないと薬をもらえない」と決めつけず、まずは不安と症状を医師へ伝えてください。
2回目以降の受診時期は医師の指示に従う
継続してピルを服用する場合も、「2回目からは診察なしでよい」と自己判断せず、医師が指定した時期に受診してください。次の診察までに受け取れる薬の量や、健康状態を確認する時期は、医療機関と処方内容によって異なります。
オンライン診療の定期配送で、毎回の発送前に診察を受けないプランがあっても、薬の配送と新たな処方は別です。定期配送の案内だけを根拠に、どの産婦人科でも診察なしで処方してもらえるとはいえません。
初回の診察で確認しておきたいこと
- 今回処方される薬は何シート分か。
- 次回はいつ、どの方法で診察を受けるか。
- 体調の変化や副作用が疑われる場合は、どこへ連絡するか。
薬の変更を希望するときや体調が変わったときは、次の定期受診を待たず、処方元へ連絡して受診の要否を確認する必要があります。
産婦人科でピルをもらう費用と保険適用の条件
産婦人科でピルをもらう際は、薬代に加えて、診察料や必要な検査料がかかる場合があります。避妊目的は自由診療で、月経困難症などの治療では、診断や処方薬などの条件を満たすと保険診療の対象になります。
受診前に確認する費用
- 初回:薬代・初診料・必要な検査料など。
- 継続時:薬代・再診料・定期的な検査料など。
- オンラインの場合:送料やシステム利用料などが加わることもある。
「1シートの値段」だけでは、その日に支払う金額は分かりません。予約時に、希望する処方内容での初回費用と、継続時にかかる費用を確認してください。
自由診療では薬代・診察料・検査料を分けて確認する
避妊目的のピルは自由診療のため、薬代や診察料は医療機関ごとに異なります。初回に検査を行う場合は、継続時より支払額が高くなることもあります。
費用の内訳を把握するため、産婦人科が公開している料金の一例を見てみましょう。
| 産婦人科の自由診療料金の一例(税込) | |
|---|---|
| 薬代 | ファボワール・ラベルフィーユ:各1シート2,750円 |
| 初診料 | 3,300円 |
| 再診料 | 1,650円 |
| ピル検査 | 4,400円 |
※IRISレディースクリニック神泉の掲載料金です。全国共通の料金や相場ではありません。同院では、初回の目安を「初診料+ピル検査+薬代」、2回目以降を「再診料+薬代」と案内しています。服薬指導料などの記載もあるため、実際の支払総額は受診前に確認が必要です。
出典:IRISレディースクリニック神泉「料金表」(2026年10月16日確認)
検査の内容や実施時期も医療機関によって異なります。初診の予約では「ピルの処方を希望しています。検査が必要な場合も含めて、初回はいくらかかりますか」と尋ねると、用意する金額を把握しやすくなります。
治療目的で保険が使えるかは診断と処方薬によって決まる
月経困難症などの治療では、医師の診断に基づき、その病気に保険適用のある薬が処方される場合に保険診療の対象となります。「生理痛がある」と伝えれば、どのピルでも保険が使えるわけではありません。
| 服用目的 | 保険適用の考え方 |
|---|---|
| 避妊 | 自由診療。薬代などは全額自己負担。 |
| 月経困難症などの治療 | 診断と薬剤の適応などの条件を満たす場合に、保険診療の対象となる。 |
日本産婦人科医会は、月経困難症の治療に用いる保険適用のあるLEP製剤と、保険適用のない経口避妊薬(OC)を区別しています。
生理痛で仕事や学校を休む、鎮痛薬を使ってもつらいなどの症状がある方は、困っている内容をそのまま医師へ伝えてください。費用だけを理由に薬を指定せず、診断に合う治療と保険適用の可否を確認することが先です。
オンライン診療を希望する場合も、治療目的の保険診療に対応しているかを予約前に確認する必要があります。自由診療のみのサービスでは、治療の相談であっても自動的に保険適用にはなりません。
ピルのオンライン診療は処方目的と受け取り条件で選ぶ
オンライン診療を選ぶときは、継続して服用する低用量ピルが必要なのか、性交後の緊急避妊薬が必要なのかを分けてください。ここで紹介するアフピルとあしたのクリニックは緊急避妊薬を扱い、エニピルは低用量ピルなどの処方にも対応しています。
以下は既存記事に掲載している3サービスの整理です。掲載順は、価格や医療の質の優劣を示すものではありません。
緊急避妊が必要な場合は、配送を待つ方法だけでなく、近隣の産婦人科や対応薬局で受け取る方法も確認してください。オンライン診療では、発送日と到着日を分けて確認する必要があります。
アフピル|緊急避妊薬の配送に対応
アフピルは、緊急避妊薬のオンライン処方と配送に対応するサービスです。毎日服用する低用量ピルを希望する場合は、対応する別の診療先を選ぶ必要があります。
診察料は無料ですが、薬代とは別にシステム利用料と送料がかかります。
| アフピルの掲載料金 | |
|---|---|
| 薬代(税込) | 72時間用:8,580円 120時間用:13,200円 |
| 診察料 | 無料 |
| システム利用料 | 3,300円 |
| 通常送料 | 1,100円 |
| 通常配送の合計額 | 72時間用:12,980円 120時間用:17,600円 ※薬代+システム利用料+通常送料で算出。 |
| お急ぎ便 | 東京23区内が対象。公式LP掲載の配送料は5,500円。利用可否と合計額は申込み前に確認。 |
| 利用年齢 | 18歳以上 |
※2026年10月16日に確認した公式LPの料金画像に基づく情報です。追加の薬や配送方法を選ぶ場合は支払額が変わります。
公式LPでは問診を24時間受け付けていますが、受付後にいつ診察・発送されるかは別に確認してください。通常配送は最短翌日、一部地域は最短翌々日の案内があり、天候などによる遅延も考えられます。
急いでいる場合は、診察を申し込む前に配送先を伝え、受け取りが間に合うかを確認することが先です。
出典:アフピル公式サイト
エニピル|低用量ピルと緊急避妊薬の相談に対応
エニピルは、低用量ピル・月経移動の薬・緊急避妊薬などを扱うオンライン診療サービスです。服用目的や健康状態を医師へ伝え、処方する薬を相談できます。
料金は薬や契約プランによって異なります。低用量ピルの定期プランと、緊急避妊薬の単品購入を分けて確認してください。
| エニピルの公式掲載料金の例(税込) | |
|---|---|
| 低用量ピル | 毎月発送プランの初回総額:7,480円 ※公式LPに掲載された例。薬代・システム利用料・送料を含む。 |
| 緊急避妊薬の単品 | 薬代:10,978円 システム利用料:3,300円 通常送料:550円 合計:14,828円 |
| 診察料 | 無料 |
| 診療時間 | 24時間対応の案内あり。混雑状況などによって診察開始までの時間は変わる。 |
| バイク便 | 緊急避妊薬で対応。送料9,900円。対象地域・決済期限などの条件あり。 |
| 保険適用 | 掲載プランは自由診療。 |
※2026年10月16日確認。低用量ピルの初回総額は、すべての薬・プランに共通する金額ではありません。
低用量ピルの定期プランを選ぶ場合は、2回目以降の支払額と発送間隔も確認が必要です。公式LPでは、解約を希望する際は次回発送予定日の20日前までに連絡するよう案内しています。
緊急避妊薬と低用量ピルを同時に申し込むセットには、3回目までの受け取りが必要なプランもあります。「初月無料」などの表示だけで決めず、継続条件まで確認してください。
また、ジエノゲストを避妊用のミニピルと同じものとして選ぶことはできません。避妊を希望する場合はその目的を医師へ伝え、薬ごとの承認内容と服用中の避妊方法について説明を受ける必要があります。
出典:エニピル公式「低用量ピル」/エニピル公式「アフターピル」
あしたのクリニック|緊急避妊薬を通常配送・特急便で受け取れる
あしたのクリニックは、緊急避妊薬のオンライン処方と配送に対応しています。低用量ピルを継続して服用するための診療先とは、分けて検討してください。
診察料は無料ですが、薬代にシステム利用料と配送事務手数料が加わります。
| あしたのクリニックの掲載料金(税込) | |
|---|---|
| 薬代 | 72時間用:8,800円 120時間用:13,750円 |
| 診察料 | 無料 |
| システム利用料 | 2,200円 |
| 配送事務手数料 | 1,000円 |
| 通常配送の合計額 | 72時間用:12,000円 120時間用:16,950円 ※薬代+システム利用料+配送事務手数料で算出。 |
| 特急便 | 東京23区内が対象。追加費用5,500円。診察完了後から最短1時間の案内あり。 |
| 利用年齢 | 18歳以上 |
※2026年10月16日に確認した公式LPの料金画像に基づく情報です。配送方法などによって支払額は変わります。
公式LPでは、18時10分までの決済で当日発送に対応すると案内しています。ただし、当日発送は当日到着を意味しません。通常配送では地域によって翌々日以降となる場合があり、特急便も天候や交通状況などの影響を受けます。
利用する場合は、通常配送と特急便のどちらが使えるか、いつ受け取れるかを診察時に確認してください。
産婦人科でピルだけもらうならオンライン診療も選択肢
オンライン診療は、通院のための移動を減らしたい方や、自宅からピルの処方を相談したい方の選択肢です。ただし、診察の結果によっては対面での診療や検査が必要になります。
受診方法を選ぶ際は、通院の有無だけでなく、薬を受け取れる時期や検査への対応も確認してください。
| 比較項目 | オンライン診療 | 産婦人科での対面診療 |
|---|---|---|
| 診察 | スマートフォンなどを使って医師の診察を受ける。メールやチャットのみでは診療できない。 | 医療機関で医師と対面して診察を受ける。 |
| 移動 | オンラインで診療が完結すれば通院不要。 | 医療機関への移動が必要。 |
| 待ち時間 | 予約状況や混雑、通信トラブルなどによって発生する。 | 予約状況や混雑、診療内容などによって発生する。 |
| 検査 | 必要に応じて対面診療や検査の案内を受ける。 | 設備や診療内容に応じて検査を受けられる。 |
| 薬の受け取り | 配送や薬局での受け取りなど。配送の場合は到着まで時間がかかる。 | 院内処方なら医療機関で、院外処方なら薬局で受け取る。 |
| 費用 | 薬代・診察料のほか、送料やシステム利用料などがかかる場合がある。 | 薬代・診察料・必要な検査料など。別途、交通費も考慮する。 |
すでに服用しているピルの継続を相談したい場合と、新たな症状について検査も受けたい場合では、必要な対応が異なります。症状がある方は予約時に内容を伝え、オンラインで対応できるか確認するところから始めてください。
自宅から受診できるが診察場所と受け取り方の確認が必要
オンライン診療なら、自宅などから医師の診察を受けられるため、移動や院内での待機を減らせます。仕事や育児などで外出の時間を取りにくい方には、利用しやすい受診方法です。
自宅で受診するために用意するもの
- 診療に使用するスマートフォンやパソコン。
- 安定したインターネット接続環境。
- 本人確認書類と、服用中の薬が分かるもの。
- 診察内容が周囲に聞こえにくい、プライバシーを確保できる場所。
家族に知られたくない場合は、診察する場所に加え、配送先・荷物の品名・通知方法も確認が必要です。梱包に配慮があっても、受診や購入を誰にも知られないと保証するものではありません。
予約を活用して予定を組めるが待ち時間がなくなるわけではない
オンライン診療でも、混雑や前の診察の延長などによって待ち時間は発生します。「最短○分」という案内を、その時間内に必ず診察が終わるという意味で受け取らないようにしてください。
受診時間を決める前の確認点
- 時間を指定して予約できるか、問診後に連絡を待つ方式か。
- 診察開始の連絡は、電話・アプリ・LINEなどのどこに届くか。
- 予定時刻に受診できない場合の変更・キャンセル方法。
仕事の休憩時間などに受診する場合は、問診の入力から診察・支払いまでに余裕を持たせると、途中で対応できなくなる事態を避けやすくなります。
夜間に相談できるサービスもあるが受付時間と診療時間は異なる
夜間や休日に対応するサービスもありますが、24時間受付でも、24時間いつでも診察を受けられるとは限りません。問診を送れる時間と、医師が診察する時間を分けて確認してください。
| 確認する時間 | 意味 |
|---|---|
| 受付時間 | 予約や問診の送信などを受け付ける時間。 |
| 診療時間 | 医師の診察を受けられる時間。 |
| 発送の締切時刻 | 当日発送に必要な診察・決済などを完了する期限。 |
夜に申し込んでも、発送は翌日になることがあります。薬を使い始めたい日が決まっている方は、診療時間だけでなく配送日程まで確認する必要があります。
当日受け取りには配送地域や申込時刻などの条件がある
オンラインで処方された薬を当日受け取れるかは、配送先・薬の種類・診察や決済の完了時刻によって変わります。特急便の案内があっても、すべての地域や薬に対応しているわけではありません。
配送を申し込む前の確認点
- 希望する薬で特急便を利用できるか。
- 配送先の住所が対象地域に含まれるか。
- 診察・決済を何時までに終える必要があるか。
- 追加送料と、実際の到着予定時刻。
緊急避妊薬が必要な場合は、最短の配送時間だけで判断せず、現在地から受診できる産婦人科や対応薬局の受取時間とも比べてください。すでに低用量ピルを服用している方は、手元の薬がなくなる前に継続処方を相談すると、配送待ちによる中断を避けやすくなります。
オンライン診療でピルをもらう流れ
オンライン診療は、予約・問診、医師の診察、支払い、薬の受け取りという流れが基本です。処方の可否や受取方法は、診察した医師の判断と医療機関の対応によって異なります。
予約から受け取りまで
- 予約・問診:服用目的、症状、持病、服用中の薬などを入力する。
- 医師の診察:処方する薬、使い方、副作用、対面受診の必要性について説明を受ける。
- 費用確認・支払い:薬代だけでなく、送料・システム利用料・定期契約の条件も確認する。
- 薬の受け取り:指定の方法で受け取り、処方内容と服用方法を確かめる。
必要な検査や対面受診を案内された場合は、その指示に従ってください。受け取り後の相談先と、次回の受診時期も確認しておくと、継続中の体調変化に対応しやすくなります。
参考:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」(2026年10月16日確認)
産婦人科でピルだけもらう場合も診察が必要な理由
産婦人科でピルの処方だけを希望する場合も、服用できるかを判断し、薬の使い方を確認するために医師の診察が必要です。処方を目的に受診することはできますが、診察を省いて薬だけを受け取ることとは異なります。
診察で確認すること
ピルには複数の種類があり、服用目的や体調によって処方できる薬が異なります。診察では、希望する用途に加え、持病や服用中の薬、これまでに起きた副作用などを伝えてください。
副作用のリスクと服用時の注意点を確認するため
ピルを服用できるか判断するには、持病や体調などを診察で確認する必要があります。以前に処方されたことがある方も、服用中に体調の変化があれば医師へ伝えてください。
低用量ピルでは、飲み始めに吐き気や頭痛、不正出血などが起こる場合があります。また、エストロゲンを含むピルには、まれに血栓症が起こるリスクもあります。
診察時に伝えたいこと
- 持病や、これまでに治療を受けた病気。
- 現在使用している薬やサプリメント。
- 喫煙の有無。
- 以前ピルを服用した際の副作用や、現在気になっている症状。
副作用と思われる症状が出たときの連絡先と、すぐに受診すべき症状も、処方時に確認してください。服用中の不調は自己判断で放置せず、処方元へ相談する必要があります。
服用目的に合う薬と正しい使い方を確認するため
避妊、生理痛の治療、生理日の移動では、使用する薬や飲み方が異なります。「ピルがほしい」と伝えるだけでなく、何のために服用したいのかを医師へ具体的に伝えてください。
| 服用目的 | 診察で相談する内容 |
|---|---|
| 継続的な避妊 | 避妊を目的とする薬の処方と、服用開始日・飲み方。 |
| 生理痛などの治療 | 症状や生活への影響、診断に合う治療薬。 |
| 生理日の移動 | 次の生理予定日と、生理を避けたい日程。 |
| 性交後の緊急避妊 | 性交からの経過時間と、緊急避妊薬の使用。 |
毎日服用するピルと、性交後に使う緊急避妊薬は、目的も使用方法も異なります。また、月経困難症などの治療薬を、避妊目的の薬と同じものとして選ぶことはできません。
処方を受ける際は、飲み始める日、服用する時刻、飲み忘れた場合の対応を確認してください。薬によって対応が異なるため、以前使っていた薬と同じ飲み方だと決めつけず、今回処方された薬の説明に従って服用します。
参考:東京都「避妊のためだけじゃない、ピルのこと、もっと知ろう」
産婦人科でピルだけもらう際の受診の流れ
産婦人科でピルの処方を受ける際は、予約・来院、医師の診察、処方・会計の順に進むのが基本です。必要な検査や薬の受け取り方は、診療内容と医療機関によって異なります。
産婦人科でピルをもらう流れ
予約時に「ピルの処方を希望しています」と伝え、受診方法と持ち物を確認してください。継続処方を希望する方は、現在服用している薬の名前も伝えておくと、取り扱いの有無を確認できます。
1. 処方に対応する産婦人科を予約する
まずは希望する目的のピル処方に対応しているかを確認し、Webや電話で予約します。避妊、生理痛の治療、生理日の移動、緊急避妊など、相談したい内容を予約時に伝えてください。
来院前に確認すること
- 希望する診療内容と、服用中の薬の取り扱い。
- 予約の要否と受付時間。
- 初診料・薬代・必要な検査料などの費用。
- 本人確認書類など、医療機関が指定する持ち物。
服用中の薬がある方は、お薬手帳など薬名が分かるものを用意します。保険診療を受ける場合は、マイナ保険証または資格確認書など、資格確認に必要なものも持参してください。
緊急避妊を希望する場合は、その旨を最初に伝え、いつ診察を受けて薬を受け取れるかを確認する必要があります。
2. 診察で服用目的と健康状態を伝える
診察では、ピルを使いたい理由と、持病・服用中の薬・喫煙の有無などを伝えます。医師は問診や必要な診察・検査をもとに、処方できるかを判断します。
診察で伝える内容
- 避妊や生理痛の治療など、ピルを希望する目的。
- 最終月経や、現在気になっている症状。
- 持病、治療歴、服用中の薬、喫煙の有無。
- 過去にピルを使用した経験と、その際の副作用。
緊急避妊の相談では、妊娠の可能性がある性交の日時も伝えてください。継続処方の場合は、現在の薬名と、飲み忘れや体調変化の有無を説明します。
内診に抵抗がある方は、診察の前にその気持ちを伝えることもできます。検査を案内された場合は、何を調べるために必要なのかを確認してください。
3. 服用方法と費用を確認して薬を受け取る
医師が処方可能と判断したら、薬の使い方と支払額を確認し、指定された方法で薬を受け取ります。院内処方なら医療機関で、院外処方なら処方箋を受け取って薬局で薬を受け取る流れです。
受け取りまでに確認すること
- 薬の名前と処方される数量。
- 飲み始める日、服用方法、飲み忘れた場合の対応。
- 副作用が疑われるときの対応と連絡先。
- 薬代・診察料・検査料などの支払額。
- 継続する場合の次回受診時期。
複数シートを希望する場合も、処方できる数量は医師の判断や医療機関の対応によって異なります。継続して服用する方は、手元の薬がなくなる前に受診できるよう、次回の予定を確認しておいてください。
参考:日本産婦人科医会「経口避妊薬(OC)の処方の手順(初回処方時)」/厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について」
産婦人科でピルだけもらう際によくある質問
処方だけを希望する場合の受診や、高校生の相談、保険適用について回答します。
産婦人科でピルだけをもらうことは可能?
ピルの処方だけを目的に受診することは可能ですが、医師の診察は必要です。継続して服用している場合も、診察を省いて薬だけを受け取れるとは限りません。
予約時の伝え方
「ピルの処方を希望しています」と伝えてください。継続処方の場合は、現在の薬名と手元に残っている数量も伝えると、取り扱いや受診時期を相談できます。
内診の必要性は症状や医師の判断によって異なります。「処方を受けるなら必ず内診がある」とは限らないため、不安な方は予約時に相談してください。
高校生でも産婦人科でピルを処方してもらえる?
高校生でも、診察で医師が処方可能と判断すれば、ピルを処方してもらえます。ただし、受診できる年齢や保護者の同意・同伴の条件は、医療機関によって異なります。
高校生が予約前に確認すること
- 自分の年齢で、希望するピルの処方を相談できるか。
- 保護者の同意書や同伴が必要か。
- 必要な持ち物と、診察・薬にかかる費用。
保護者と一緒に受診することが難しい場合は、その事情も医療機関へ伝えてください。緊急避妊の相談では通常の受診と対応が異なる場合もあるため、相談内容を最初に伝える必要があります。
参考:東京都「『妊娠したかも……』どうしたらいい?」/豊洲レディースクリニック「未成年者の受診について」
産婦人科で処方されるピルは保険適用される?
避妊目的のピルは保険適用外です。月経困難症などの治療では、診断と処方薬などの条件を満たす場合に保険が適用されます。生理痛があれば、すべてのピルが保険適用になるわけではありません。
| 服用目的 | 保険適用 |
|---|---|
| 避妊 | 保険適用外の自由診療。 |
| 月経困難症などの治療 | 診断と処方薬の適応などに応じて、保険診療の対象となる。 |
生理痛や出血などで困っている方は、症状と生活への影響を医師へ伝えてください。費用については、薬代だけでなく診察料や検査料も含めて確認する必要があります。
参考:東京都「避妊のためだけじゃない、ピルのこと、もっと知ろう」
産婦人科でピルをもらうにはどうすればよい?
ピル処方に対応する産婦人科へ予約し、診察で服用目的と健康状態を伝えてください。医師が処方可能と判断した場合に、薬を受け取れます。
処方を受けるまでの手順
- 希望する目的のピル処方に対応しているか確認して予約する。
- 診察で症状・持病・服用中の薬などを伝える。
- 薬の使い方と費用を確認し、指定された方法で受け取る。
持ち物や受取方法は医療機関によって異なります。詳しくは、産婦人科でピルだけもらう際の受診の流れをご覧ください。
産婦人科でピルをもらうことに抵抗があるときは?
通院や院内で人と会うことに抵抗がある方は、オンライン診療で処方を相談する方法があります。内診への不安が理由なら、対面診療の予約時にその気持ちを伝えることもできます。
不安に応じた相談方法
- 通院を避けたい:希望する薬を扱うオンライン診療へ相談する。
- 内診が不安:予約時に伝え、診察内容や検査の必要性について説明を受ける。
- 家族に知られたくない:連絡方法・配送先・荷物の表示などを事前に確認する。
オンライン診療でも、診察の結果によって対面受診や検査を案内される場合があります。また、配送や通知への配慮があっても、家族に知られないことを保証するものではありません。
利用を検討する方は、ピルのオンライン診療の処方目的と受け取り条件を確認してください。
ピルがもらえるおすすめオンライン診療クリニック【バレたくない・通院が面倒な方向け】
産婦人科でピルだけもらう場合も診察を受けよう
産婦人科では、ピルの処方だけを目的に受診できます。ただし、服用できるかを判断するために医師の診察は必要です。内診や検査が必要かは、症状や診療内容によって異なります。
受診先を決める前の確認点
- 服用目的:継続的な避妊、生理痛の治療、生理日の移動、緊急避妊のどれか。
- 受診方法:対面で診察・検査を受けたいか、オンラインで相談したいか。
- 費用:薬代に加え、診察料・検査料・送料などを含めていくらかかるか。
- 受取時期:希望する薬をいつ受け取れるか。
通院の時間を取りにくい方は、オンライン診療も選択肢です。希望する薬の取り扱いと受取方法を確認し、診察で服用目的や体調を伝えてください。
緊急避妊が必要な場合は、配送を待つ方法だけでなく、近隣の産婦人科や対応薬局で受け取る方法も確認してください。
ON-CLINIC Beautyのピル処方について
ON-CLINIC Beautyでは、低用量ピル・中用量ピル・緊急避妊薬・ミニピルの処方を相談できます。公式サイトでは、来院での診療とオンライン診療を案内しています。
| 分類 | 薬剤名 | 掲載料金(税込) |
|---|---|---|
| 低用量ピル | ファボワール・ラベルフィーユ・トリキュラー | 各1か月分2,980円 |
| 中用量ピル | プラノバール | 1か月分4,980円 |
| 緊急避妊薬 | レボノルゲストレル1.5mg・エラ | 各1錠9,500円 |
| ミニピル | セラゼッタ | 1か月分3,850円 |
| 配送を利用する場合の送料 | 550円 | |
※2026年10月16日確認。公式料金表では、掲載料金に初診料・薬代・消費税を含むと案内しています。配送を希望する場合は、送料を加えた支払額と到着予定を確認してください。
未承認薬に関する注意点
エラは国内未承認薬です。セラゼッタも、避妊目的の使用は国内で承認されていません。公式サイトでは、これらの薬は医薬品副作用被害救済制度の対象外と案内しています。処方を希望する場合は、副作用や国内承認薬による代替について医師の説明を受けてください。
緊急避妊薬の来院処方を希望する方は、事前に電話またはLINEで連絡するよう案内されています。希望する薬や受診方法を伝え、診察を受けられる日時を確認してください。
