抜け毛の毛根が白いのはなぜ?白い塊の正体と受診判断のセルフチェック

抜け毛の根元が白いことは、自然な生え替わりで抜けた毛にも見られる特徴です。白い根元があることだけで、病気や薄毛のサインとは限りません。

ポイント

生え替わりで抜ける「休止期毛」は、根元の色素が乏しく、白っぽく見えます。

参考:DermNet「Hair shedding」

ただし、根元そのものが白い場合と、毛根鞘や皮脂などの付着物がある場合は別です。白い塊の外見だけで、その正体や抜け毛の原因を断定することはできません。

受診を考える目安は、毛根の色よりも、普段と比べた抜け毛や頭皮の変化です。抜け毛の増加が改善しない、生え際や頭頂部が徐々に薄くなる、一部分だけ抜ける、赤み・痛み・強いかゆみがある場合は、皮膚科等へ相談してください。

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Signs and symptoms」

白い根元以外に気になる変化がなければ、それだけで病気と決め付けず、普段の状態を把握しておきましょう。この記事では、白い根元や付着物の違いから、受診判断のセルフチェック、対処と日常のケアまで説明します。

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本記事は、一般社団法人賢寿医療が運営するON-CLINICの編集部が、公式サイト・提携医療機関情報・料金表・各種公表情報を確認し、AGA治療・ピル処方・GLP-1処方に関する料金、キャンペーン条件、治療内容、自由診療の注意点を整理したものです。

確認日:2026年10月01日
運営:ON-CLINIC
編集:オンクリコラム編集部
医療情報確認:医師または医療専門家
参照:公式サイト/提携医療機関情報/料金表/各種公表情報

住所:〒1160014東京都荒川区東日暮里5丁目48-2 第一ビル7階
法人番号:3011505002626

Contents
  1. 毛根が白い抜け毛は何?自然な生え替わりでも見られる
  2. 白い毛根の抜け毛でも注意が必要なケース
  3. あなたの抜け毛は大丈夫?受診判断のセルフチェック
  4. 気になる変化がある抜け毛はどう対処する?
  5. 髪・頭皮への負担を減らす抜け毛予防の習慣
  6. 白い毛根・抜け毛についてのQ&A
  7. 白い毛根だけで心配せず、抜け毛と頭皮の変化に応じて行動しよう

毛根が白い抜け毛は何?自然な生え替わりでも見られる

白い毛根に見える3つの状態の違い

抜け毛の根元が白く見えるのは、自然な生え替わりで抜けた「休止期毛」の特徴である場合があります。根元自体の白さと、周囲に付いた白い物質は分けて考えましょう。

参考:DermNet「Hair shedding」

休止期毛の白い根元:生え替わりで抜けた毛の特徴

自然な生え替わりで抜ける休止期毛は、根元付近の色素が乏しく、白っぽく見えます。毛先ではなく、根元に小さな膨らみがあるのも特徴です。

髪は成長する時期を終えると、成長が止まる休止期に入り、その後に抜けます。休止期毛の根元は、先端がふくらんだ棍棒のような形をしています。

休止期毛の根元の特徴
色 根元付近の色素が乏しく、白っぽく見える
形 短く、先端がふくらんだ棍棒状
毛根鞘との違い 白い根元そのものは、周囲に付く毛根鞘とは別

参考:DermNet「Hair shedding」

このような白い根元は、自然に抜けた毛にも見られます。ただし、休止期毛が普段より多く抜ける脱毛症もあるため、根元が白いことだけでは、抜け毛全体が正常かどうかは分かりません。

参考:英国皮膚科学会「Telogen effluvium」

白い根元を見つけたら、1本の形で判断するより、抜け毛が普段より増えていないか、薄くなった場所や頭皮症状がないかに目を向けてください。

毛根鞘:毛を包む組織の一部が付いている場合

毛の根元に付いている組織が、毛根鞘(もうこんしょう)の一部である場合もあります。毛根鞘は毛を包む組織ですが、休止期毛の白い根元そのものとは別です。

成長期の毛の根元は毛根鞘に覆われています。一方、休止期毛の根元には毛根鞘がなく、根元付近の色素が乏しいため白っぽく見えます。

ポイント

休止期毛の白い根元を、すべて「毛根鞘」と呼ぶのは適切ではありません。

参考:DermNet「Hair shedding」

肉眼で見える白い部分だけから、毛根鞘が付いているかを確実に見分けることはできません。また、毛根鞘が見えないことだけでAGAと判断することもできません。

確かめるために髪を抜いて見比べる必要はありません。抜け毛の増加や薄毛などが気になる場合は、根元の付着物だけでなく、頭皮や髪の状態を皮膚科で相談してください。

皮脂などの付着物:白い塊だけでは正体を断定できない

根元の白い部分が付着物の場合、皮脂などが関係している可能性はあります。ただし、白い塊の見た目だけでは、皮脂なのか、組織なのか、別の付着物なのかを断定できません。

皮脂は皮脂腺で作られる脂質で、頭皮から毛の表面へ広がります。皮脂が毛に付くことと、抜けた毛にある白い塊の正体が皮脂であることは、分けて考える必要があります。

参考:DermNet「Sebum」

参考:Gaoら「Revisiting, in vivo, the hair regreasing process by the Sebuprint method」

白い塊だけでは分からないこと

  • 皮脂・毛根鞘など、どの物質なのか
  • 洗髪不足が原因なのか
  • 抜け毛の原因や、治療が必要かどうか

白い塊を見つけても、取り除こうとして強く洗ったり、爪で剥がしたりしないでください。赤みや強いかゆみなどを伴う場合は、付着物を自分で判定するより、頭皮の症状を皮膚科で相談しましょう。

白い毛根の抜け毛でも注意が必要なケース

白い毛根の抜け毛でも注意が必要なケース

白い根元が付いていても、抜け毛が急に増えたり、薄毛が進んだりしている場合は、自然な生え替わりだけとは限りません。確認したいのは、抜け毛が増える速さ、薄くなる場所、頭皮症状の有無です。

これらの状態では考えられる原因が異なり、複数の原因が重なることもあります。以下の特徴は、病名を自分で決めるためではなく、気になる変化に気付くための目安として読んでください。

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Signs and symptoms」

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Diagnosis and treatment」

頭全体の抜け毛が急に増えた

頭全体から抜ける毛が急に増えた場合は、休止期脱毛症などが考えられます。これは、休止期に入る毛が増え、普段より多くの毛が抜ける状態です。

白い根元が付いていても、抜ける量まで正常とは限りません。

出産、発熱を伴う病気、手術、急な減量、服薬の変化などが契機になる場合があります。抜け毛の増加は出来事の直後とは限らず、数か月遅れて目立つこともあります。

参考:英国皮膚科学会「Telogen effluvium」

急な抜け毛で振り返る変化
体調 発熱を伴う病気、手術など
身体の変化 出産、急な減量、極端な食事制限
薬 薬の開始・変更・中止とその時期

思い当たる出来事があっても、それが原因とは限りません。原因がはっきりしない場合や、ほかの脱毛症が重なる場合もあります。

参考:英国皮膚科学会「Telogen effluvium」

抜け毛が増えた状態が続く場合は、皮膚科等で相談してください。出産後だから、ストレスがあったからと自己判断で済ませず、数か月前を含む体調や服薬の経過を伝えると、原因を調べる手がかりになります。

薬が気になる場合も、自分で中止せず処方した医師へ相談しましょう。

参考:米国皮膚科学会「Do you have hair loss or hair shedding?」

生え際や頭頂部が徐々に薄くなってきた

生え際や頭頂部の薄毛が徐々に進んでいる場合は、男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症などが考えられます。抜け毛が急に増えた実感がなくても、洗髪時やブラッシング時、起床時に枕を見たときなど、普段から抜け毛に気付く場面で比べましょう。

AGAでは、毛が成長する期間が短くなり、十分に太く長く育たない毛が増えます。女性型脱毛症では、生え際の髪が比較的残り、その奥から頭頂部にかけて薄くなることが多く、男性型とは区別して扱われます。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q6」

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q8」

気付く変化 考えられる原因の例 判断の限界
生え際や頭頂部の薄毛が進む 男性型脱毛症など 場所だけで診断はできない
分け目や頭頂部の地肌が目立つ 女性型脱毛症など ほかの原因もあり得る

白い根元の有無や大きさから、こうした脱毛症を見分けることはできません。薄くなる場所や進み方が気になる場合は、根元を観察し続けるより、皮膚科等で髪と頭皮の状態を相談してください。

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一部分だけ抜ける

一部分だけ毛が抜けている場合は、白い根元が付いていても、皮膚科で原因を相談してください。抜け毛の総量が多くなくても、局所的な脱毛が起こることがあります。

原因の一例は円形脱毛症です。円形や楕円形の脱毛部ができるほか、複数の場所に現れたり、広い範囲に及んだりすることもあります。

ただし、部分的な脱毛の原因は円形脱毛症だけではなく、形だけでは診断できません。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q10」

部分的な脱毛で見ておくこと

  • 毛が抜けている場所
  • 一か所か、複数か
  • 広がっているか、繰り返しているか

痛みやかゆみがないことも、受診しなくてよい理由にはなりません。脱毛部が広がる、増える、繰り返す場合は早めに相談し、気付いた時期と変化を伝えてください。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q12」

頭皮の赤み・かゆみがある

抜け毛に頭皮の赤みやかゆみが伴う場合は、頭皮の炎症などが関係していることがあります。白い根元が付いているからといって、頭皮の症状まで正常とは判断できません。

例えば、脂漏性皮膚炎では頭皮に赤みやフケなどが見られます。接触皮膚炎など、似た症状を起こす病気もあるため、症状や白い付着物だけで病名を見分けることはできません。

参考:DermNet「Seborrhoeic dermatitis」

ポイント

赤み・痛み・強いかゆみなどを伴う抜け毛は、白い根元だけで正常と判断せず、皮膚科へ相談してください。

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Signs and symptoms」

症状が続く、強くなる、ただれる場合は、早めに相談しましょう。洗髪不足と決め付けて強く洗ったり、かゆい場所を掻き続けたり、白い付着物を無理に剥がしたりするケアは避けてください。

あなたの抜け毛は大丈夫?受診判断のセルフチェック

抜け毛の受診判断セルフチェック

受診を考えるときは、抜け毛の量、薄くなる場所、部分的な脱毛や頭皮症状を、普段の状態と比べてください。このセルフチェックは病名を診断するものではなく、皮膚科等で相談する目安を整理するものです。

抜け毛の増加が改善しない、薄毛が進む、部分的な脱毛や頭皮症状がある場合は、毛根の色にかかわらず相談してください。こうした変化が見当たらなければ、白い根元だけで病気と決め付ける必要はありません。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q18」

ただし、変化がないことだけで病気を完全に否定できるわけではありません。自分では判断しにくい、心配が続くという場合も、皮膚科等で相談して構いません。

抜け毛の量を普段と比べ、増加が続いているか確認する

抜け毛の量は、1日に何本抜けたかだけで判断せず、普段と同じ場面で増えていないかを見てください。洗髪やブラッシング、枕など、いつも抜け毛に気付く場面が比較の手がかりになります。

洗髪の間隔がいつもと違うと、一度に見える抜け毛の量も変わります。毎日すべての毛を数えるより、増えたと感じた時期と、その状態が続いているかを分かる範囲でメモすると、相談時に経過を伝えやすくなります。

抜け毛の増え方を確かめる項目
場面 洗髪、ブラッシング、枕など
時期 増えたと気付いた頃
条件 洗髪間隔など、普段と違った点
経過 増えた状態が続くか、落ち着いてきたか

参考:DermNet「Hair shedding」

参考:英国皮膚科学会「Telogen effluvium」

増加が改善しない場合は、皮膚科等へ相談してください。急に著しく増えたり、部分的な脱毛や頭皮症状もあったりする場合は、記録を続けることより相談を優先しましょう。

記録がなくても受診できます。抜けるかを試すために毛を引っ張ったり、抜いて数えたりする必要はありません。

生え際・分け目・頭頂部の変化を確認する

生え際が後退していないか、分け目が広がっていないか、頭頂部の地肌が以前より目立っていないかを見てください。抜け毛の量が分からなくても、同じ場所の薄毛が進んでいるなら相談する目安になります。

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Signs and symptoms」

以前の写真があれば、現在の状態と比べる参考になります。ただし、照明や分け方、髪の濡れ方が違うと、地肌の見え方も変わります。

写真を撮る場合は、できるだけ次の条件を揃えてください。

写真で比べるときの条件

  • できるだけ同じ照明と角度
  • 同じ分け方
  • 髪の濡れ方を揃える

写真は経過を伝える補助資料で、病名を判定するものではありません。進行が気になる場合は、写真が揃うまで待たず、皮膚科等で相談してください。

以前の写真がなくても、いつ頃から、どの場所が気になったかを伝えれば相談できます。

生え際や頭頂部の変化が続いている場合は、AGAによる薄毛なのか、別の原因によるものなのかを確認することが重要です。

DMMオンラインクリニックなら、自宅にいながらAGA治療について医師へ相談でき、治療を始めるべきか確認できます。

抜け毛や薄毛が気になり始めた方は、無料診療で自分の状態を相談してみましょう。

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部分的な脱毛と頭皮の赤み・痛み・強いかゆみを確認する

一部分だけ毛が抜けている場所や、頭皮の赤み・痛み・強いかゆみがないかを見てください。抜け毛全体の量が増えていなくても、これらの変化があれば皮膚科へ相談する目安になります。

部分的な脱毛がある場合は、脱毛している場所と箇所数、範囲が広がっているかを、分かる範囲で確認します。

頭皮症状がある場合は、いつから、どこに、どのような症状があるかを伝えられると、診察の手がかりになります。

ポイント

一部分の脱毛や、赤み・痛み・強いかゆみがある場合は、白い毛根だけで正常と判断せず皮膚科へ相談してください。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q12」

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Signs and symptoms」

脱毛部が広がる、症状が強い、悪化している場合は早めに相談しましょう。部分的な脱毛は、痛みやかゆみがなくても相談できます。

複数の項目に当てはまるまで待つ必要はありません。

自分で見えない場所を無理に調べたり、毛を引っ張って試したり、付着物を剥がしたりせず、気になる状態を診察で伝えてください。

気になる変化がある抜け毛はどう対処する?

抜け毛対策の3ステップガイド

気になる抜け毛の増加や薄毛、頭皮症状がある場合は、皮膚科等で原因を調べ、原因に応じた対処を受けてください。白い根元や付着物をなくすことが、抜け毛の治療になるとは限りません。

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Diagnosis and treatment」

とくに部分的な脱毛や頭皮症状がある場合は、まず皮膚科で相談しましょう。受診時には「根元が白い」という点だけでなく、いつから、どこに、どのような変化があるかを伝えてください。

皮膚科等で原因を調べ、原因に応じた対処を受ける

抜け毛への対処は、原因を調べてから選びます。皮膚科等では、抜け始めた時期や進み方を聞き、頭皮と髪の状態を診察して、治療が必要かどうかを判断します。

病気や栄養不足などが疑われる場合は、血液検査などを行うこともあります。ただし、すべての人に同じ検査が必要なわけではありません。

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Diagnosis and treatment」

原因によって対処は異なる
一時的な毛周期の変化 原因や経過を踏まえ、経過観察となる場合もある
頭皮の病気 炎症などの原因に応じた治療
進行する脱毛症 診断と状態に応じた治療の検討
髪を引っ張る習慣など 原因となる負担の見直し

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Diagnosis and treatment」

例えば、休止期脱毛症では経過を見る場合もありますが、鉄不足などの背景があれば、その原因への対応が必要になることがあります。「自然に戻ることもある」と自己判断するのではなく、自分の場合の対処を医師と相談してください。

参考:英国皮膚科学会「Telogen effluvium」

経過観察となった場合は、どのような変化があれば再受診するか、次にいつ相談するかも聞いておくと迷いにくくなります。白い根元だけを理由に、育毛剤や治療薬を選ぶ必要はありません。

AGAによる薄毛の場合は、進行度や症状に合わせた治療方法を医師と相談することが大切です。

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抜け毛の開始時期・頭皮症状・出産や服薬などの経過を伝える

受診時には、抜け毛が気になり始めた時期、薄くなった場所、頭皮症状に加え、出産や病気、減量、薬の変更などの経過を伝えてください。正確な日付が分からなければ、おおよその時期で構いません。

休止期脱毛症では、契機となる出来事から数か月後に抜け毛が目立つ場合があります。増えた直前の出来事だけでなく、数か月前からの変化も振り返ると、診察で原因を調べる手がかりになります。

参考:英国皮膚科学会「Telogen effluvium」

伝える項目 メモする内容 持参できる資料
開始時期と経過 おおよその開始時期、急に増えたか徐々に増えたか 経過メモ
場所と症状 薄くなった場所、赤み・痛み・かゆみ 以前の写真があれば
身体の変化 出産、病気、手術、減量などと時期 分かる範囲の記録
薬の変更 薬の名前、開始・変更・中止の時期 お薬手帳など

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Diagnosis and treatment」

メモや写真、お薬手帳は、あれば説明を助ける資料です。準備できなくても受診できるため、記録を揃えるために相談を先延ばしにする必要はありません。

検体にするために、自分で髪を抜くことも避けてください。

また、薬が関係していると思っても、自分で中止せず、処方した医師へ相談してください。出産や服薬変更などの出来事があったことと、それが抜け毛の原因であることは別なので、経過を伝えたうえで判断を受けましょう。

参考:米国皮膚科学会「Do you have hair loss or hair shedding?」

髪・頭皮への負担を減らす抜け毛予防の習慣

髪・頭皮への負担を減らす抜け毛予防の習慣

日常のケアでは、自然な生え替わりによる抜け毛を止めるのではなく、髪と頭皮への余分な負担を減らします。白い根元が付いた毛を抜けなくするために、洗髪や食事を過度に変える必要はありません。

こうした習慣の見直しだけで、すべての脱毛症を予防できるわけではありません。抜け毛の増加や薄毛、頭皮症状が続く場合は、生活習慣を見直すだけで様子を見続けず、原因に応じた対処を皮膚科等で相談してください。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q18」

頭皮の状態に合う頻度で洗い、強くこすらない

洗髪は、頭皮が乾燥しすぎたり、油っぽくなったりしない頻度を目安にし、強くこすらずに洗ってください。白い塊が付いているからといって、洗髪の回数を増やしたり、強く洗ったりする必要はありません。

シャンプーは頭皮へ穏やかになじませ、爪を立てたり、髪を強くこすり合わせたりしないようにします。洗髪中に毛が抜けたことだけで、洗髪そのものが抜け毛の原因とは判断できません。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q18」

参考:米国皮膚科学会「How to stop damaging your hair」

洗髪で見直すこと
頻度 乾燥やべたつきが強くならない頻度を考える
力のかけ方 爪を立てず、強くこすらない
白い付着物 無理に剥がしたり、洗浄を繰り返したりしない

洗った後に乾燥や刺激が気になる場合は、使っている製品や洗い方も見直してください。ただし、赤み・痛み・強いかゆみが続く場合は、洗髪頻度の変更だけで済ませず、皮膚科へ相談しましょう。

髪を強く引っ張る髪型や、過度なカラーリングを避ける

髪を強く引っ張る髪型を続けたり、カラーリングを過度に繰り返したりする習慣は見直してください。とくに、同じ場所の髪が強く引っ張られ続けると、牽引性脱毛症の原因になることがあります。

ポニーテールやお団子なども、髪型の名前だけで危険と決まるわけではありません。きつく結んで引っ張る状態が習慣になっていないかを振り返り、結び方を緩めるなどして負担を減らします。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q16」

次のヘアセット・施術で変えること

  • きつい結び方を緩める
  • 同じ場所を強く引っ張り続けない
  • 過度に繰り返すカラー等を見直す
  • 刺激や痛みがある施術を無理に続けない

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q18」

カラー等による毛の傷みや途中で切れる状態と、根元から抜ける脱毛は同じではありません。すべてのカラーリングが脱毛を起こすと考えず、刺激や傷みが出ていないかを見てください。

参考:米国皮膚科学会「How to stop damaging your hair」

すでに生え際などの毛が抜けている場合は、習慣の見直しに加えて皮膚科へ相談しましょう。髪型を変えれば必ず元に戻るとは限らないため、脱毛に気付いたら早めに原因を調べることが勧められます。

極端な食事制限を避け、栄養と休息を確保する

急な減量や極端な食事制限を避け、食事の偏りと休息不足を見直してください。身体への大きな負担が、休止期脱毛症の契機になる場合があります。

参考:英国皮膚科学会「Telogen effluvium」

髪のために一つの食品だけを増やすより、食事を極端に減らしていないか、特定の食品だけに偏っていないかを振り返りましょう。無理のある生活が続いている場合は、食事や休息の時間を取れるよう予定を見直します。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q18」

ポイント

極端な食事制限を避けても、特定の食品やサプリメントで必ず髪が生えるわけではありません。

栄養不足が気になる場合も、鉄や亜鉛などのサプリメントを自己判断で一律に増やすのではなく、必要な検査や対応を医師へ相談してください。病気の治療で食事制限を受けている人は、担当医の指示を優先します。

食事や休息だけで、すべての脱毛症が改善するわけではありません。抜け毛が増えた状態が続く、薄毛が進む場合は、生活習慣の見直しとあわせて皮膚科等で原因を相談しましょう。

白い毛根・抜け毛についてのQ&A

白い根元が付いた毛が抜けても、それだけで「もう生えない」「AGAである」とは判断できません。気になる白い部分を確かめるために、自分で髪を抜く必要もありません。

白い毛根が抜けたら、もう生えてこない?

白い根元が付いた毛が抜けたことだけで、もう生えてこないとは判断できません。毛が根元ごと抜けても、皮膚の中で髪を作る毛包(もうほう)全体が抜けたわけではないためです。

抜けた毛と、髪を作る毛包の違い
抜けた毛の根元 抜けた毛に付いている部分
毛包 皮膚内で髪を作る組織

参考:DermNet「Hair shedding」

自然な生え替わりでも、毛は根元を伴って抜けます。ただし、再び生えるかどうかは、脱毛の原因と、毛包がどの程度損傷しているかによって異なります。

白い根元があるから必ず生えるとも、ないから生えないとも言えません。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q5」

毛包の状態は、抜けた毛を肉眼で見ても分かりません。薄毛や脱毛部が気になる場合は、皮膚科等で原因と頭皮の状態を相談してください。

白い毛根が小さい、または見えないとAGA?

白い根元が小さい、または見えないことだけでは、AGAとは判断できません。毛根鞘が見えないことも、AGAの診断条件にはなりません。

ポイント

白い根元の大きさや見え方だけで、AGAと決め付けないでください。

AGAでは毛の成長期が短くなり、短く細い毛が増えます。ただし、この仕組みから「白い根元が小さければAGA」と結論付けることはできません。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q6」

原因を調べる際は、薄くなった場所や進み方を聞き、頭皮と髪の状態を診察します。生え際や頭頂部の薄毛が気になる場合は、1本の根元ではなく、頭部の変化を皮膚科等で相談してください。

参考:米国皮膚科学会「Hair loss: Diagnosis and treatment」

相談する目安を整理したい場合は、「あなたの抜け毛は大丈夫?受診判断のセルフチェック」で、普段との違いを確かめてください。

DMMオンラインクリニックでは、AGA治療について無料で医師へ相談でき、自分に合った治療方法を確認できます。

AGAかどうか不安な方は、まず無料診療を利用して相談してみましょう。

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白い塊の正体を確かめるために髪を抜いてもいい?

白い塊の正体を確かめるために、自分で髪を抜くことは勧めません。繰り返し毛を抜く行動は、脱毛の原因になることがあります。

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q15」

また、成長期の毛と、自然に抜ける休止期毛では、根元の形や毛根鞘の有無が異なります。意図的に抜いた毛と見比べても、自然に抜けた毛の白い部分を正しく判定できるとは限りません。

参考:DermNet「Hair shedding」

確認のために避けること

  • 髪を抜いて根元を見比べる
  • 何度も引っ張って抜けるか試す
  • 根元の付着物を無理に剥がす

医療機関で必要に応じて行う検査と、家庭での自己確認は別です。気になる抜け毛や頭皮症状があれば、毛を集めるより、開始時期や症状を皮膚科で伝えてください。

確認のために抜く行動が続く、止めにくいと感じる場合も相談できます。自分を責めず、その行動も含めて医師へ伝えましょう。

白い毛根だけで心配せず、抜け毛と頭皮の変化に応じて行動しよう

白い根元は自然な生え替わりでも見られるため、それだけで病気や薄毛のサインと考える必要はありません。判断するときは、根元の色より、普段と比べた抜け毛と頭皮の変化に目を向けてください。

この記事を読んだ後にすること

  • 気になる変化がなければ、白い根元だけで病気と決め付けない
  • 変化がある場合は、開始時期・場所・症状を伝えて皮膚科へ相談する

参考:日本皮膚科学会「脱毛症 Q18」

相談のために髪を抜いたり、記録を完璧に揃えたりする必要はありません。変化がはっきりしなくても、心配が続く場合は、分かる範囲の経過を伝えて相談してください。

白い毛根だけでは異常とは限りませんが、抜け毛の増加や薄毛の進行が気になる場合は、早めに状態を確認することが大切です。

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